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12312018
よいお年を

日付とか意味がなくなってきたかもしれませんが、一応区切りとして。

胡蝶の夢とでも言うのか、所詮この世は誰かの見てる夢なのかもしれないけど(クトゥルフでないことを祈りますけども)、グリッドマンは随分パーソナルな世界を救うために闘っていたのだなあ。でもそれこそグリッドマンが正義の味方である証というか、北斗の拳の最終回、ラストシーンでケンシロウが闘った相手はありきたりなただのチンピラザコキャラなんですけど、もはや地上最強の男でありながらも目の前に泣いてる人がいれば躊躇なく手を差し伸べるのが正義の味方というか、「偉くなったから偉い悪人としか闘いません」というのは正義の味方じゃないんだよというか、そういう意味ではスパイダーマンもバットマンも仮面ライダーダブルもオールマイトも(大事なの忘れてた。アンパンマンだってそうだよ)、みんなささやかな幸せを守るために闘う人たちなので、例えそれが臆病な女の子が逃げ込むために作り出したちっぽけな世界なんだとしても、グリッドマンがそれを救うために闘うのは当然のことなのだというか、その辺置いといてもアニメで怪獣とヒーローのプロレス見られただけで十分満足なんで、要するに面白かったです。はい。

原作はともかくアニメ版の最終回の後、彼は仙人にでもなってしまったかと思ってたけど、思いの外普通に社会復帰していたのだなあ(あの歳で疑似的にとは言え宇宙世紀最強クラスの人たちと渡り合っちゃってるから、多分0097時点では、ほぼ最強パイロットで間違いないのでは)。もはやあの三機はこの世界におけるゲッターロボも同然という感じですが、本気出してない状態では、ちょっと素早い普通のMSなので、それを捕縛するためになりふり構わず悪そうな装備の数々を繰り出す今回の主役メカは、一応「顔」こそついてるもののどっちが悪役だかわかりませんでしたよ(実際悪役の象徴とも合体できたわけだし)。これまでのシリーズで築いた資産かなり大盤振る舞いでしたが、その分今後も色々展開ありそうな気配なので、色々期待したいところであります。ええ。
それはともかくサイレントヒルに来るのは随分先になるのだなあ(多分行くとは思うけども)。

前回の終りに「shizz」とか言ってたからもしやとは思ったけど、つまりこの闘いは5巻の終盤に出てきたあのシーンだったのか。

何かそのまんま終わってしまったな……(一応何か含みは残してるみたいだけど)。

ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生見ました。前作はサスペンスものの様相を呈していながらも、見事にハッピーエンドを迎えるエンディングもあってどこかおとぎ話な風もあったけど、今回は完全にサスペンスものに舵を切ったハリポタ前日談の第二弾。続きがあってよかった。ジョニー・デップの大暴れから入る冒頭シーンの後、美人の彼女ができてデレデレしまくるジェイコブさんの姿に「…何かいい気になってねえ?」とか軽く憎しみの炎を燃やしつつ見ていたら、それには事情があることがすぐに判明し「勿論俺は最初から信じていたぜジェイコブさん!」と直ちに方向転換しましたよ。前作で出そろった4人の主人公チームは皆さんあまり恵まれた青春時代を送ってなかったみたいで、今やそれぞれ社会的立場を獲得した立派な大人の割には妙に初々しい恋愛模様が展開され、時々お尻をムズムズさせながら見ていたものの、一方でハリポタも割とそうだけど、このシリーズのキャラ達って単に物事の最善を追及するわけじゃなくて、それぞれが抱えた野心や欲望やコンプレックスを満たすために割と打算的な理由で行動することも多くて、結果それが事態の混迷に繋がっていったりするんですけど、今回それは主人公チームの中でさえ例外ではないため「こういう事があるからJKローリング先生被害者の会みたいなのが結成されるんだろうか」などと思ったりするわけですが、個人的にはやっぱその辺ちゃんと描いて血肉を与えてるからこそ話の展開に感情移入できる部分も少なからずあるため、まさかそこまで大物とは思わなかった彼の今後も含めて、今回何部作になるのかは知りませんけども、ぜひ今後も盛り上がって続いてほしいなあとか思わされた次第であります。
とはいえ年末の見たい映画トップに選ばれてただけあって、ハリポタからのお客さんにも歓迎される要素はたくさん詰め込まれており、前作以上に可愛さを増した魔法生物たちの様子はその最たるものなのですが、個人的に今回一番気に入った魔法生物は序盤に出てくるケルピーかなあと。や、子供のころ海水浴に行って、水中をのぞいた時目にする昆布だかワカメの群生ってどことなく死霊が漂ってるような不気味さを感じることがあったというか、関係ないけど昔海底科学作戦に出てきた毛玉でできたヘドラみたいな怪獣は、実際に水槽の中で撮影されてたらしくて、一歩歩くごとに体中の毛が水流でうねるところがカッコよかったんですけど、何となくアレ思い出しましたよ(わかりづらい例えですいません)。それはともかく若き日のマクゴナガル先生はやはりお美人でした(重要)。

これも昨年と同様途中から年明けた後に書いてるんですけど、昨年分見返したらまとめて映画の感想書いてあって、何か足りないと思ったら、あれだけ推してたブレードランナー2049とか探偵はBARにいる3とか書いてなかったことに今頃気がつきましたよ(脳内では何回も書いてたんだけども)。



実際は随分前だけど反乱者たち最後まで見ました。反乱軍にさえ見捨てられてしまった辺境の惑星の独立運動という設定自体落としどころを計算されたものだったと思うのですが、エズラはルークの覚醒前に随分経験豊富なジェダイの先輩になってしまったので、本編とどう折り合いつけるんだろうとか思ってたけど、単なる死亡エンドにならなくてよかったですよ。ていうか基本一話完結の定石フォーマットながら、ちょいちょいマニアックなネタ挟んできて(ガンダムで言ったら0083みたいな立ち位置だと思う)最終回、あの二人の間に生まれた子供の名前なんか一定の層はニンマリだと思うのですが(終盤のジェダイ遺跡の描写は例のルーカス先生のインタビュー意識してんのかなとか)、クローンウォーズからこっちずっと納得の安定感だったので(特にクローントルーパー達の間だけで展開する回なんて全員クローンだから主人公も仲間も敵役もモブもみんな同じ人で、実際吹替版はその全員を金田さんだけでやってて個人的にツボりまくりでしたよ)、その分タッチが全然変わってしまった新シリーズの情報とか見てると、とうとうこれでおしまいなのかーという感じだったんですが、よくよく聞いたらこの新シリーズも主要スタッフはほとんど続投してるらしくて、にわかに期待値急上昇ですよ。Dlifeとかでやるのは随分先になるのかもしれないけど、円盤とか放映期間だけでもディズニーXD入ってみるとか、何とか追っかけていけたらなあと。
一方映画本編の方は、何かもう映画そのものもさることながら、映画マニアな人たちの「新シリーズ楽しむな」という同調圧力が強すぎて辟易してしまい、結局ハンソロも見ずじまいになってしまったんですが(そろそろ見ようかな)、中でも特に困惑させられたのが「新三部作(7~)みたいなのが作られるのは、4~6以来のファンがいるせいで、自分は1~3しか見たことないからそういう連中とは違う」とかいうもの(だったか)なんですけど、自分は本気のSWオタクを名乗るには力不足なのであまり言うべきでは無いのかもしれませんが、それって例えるなら「根っからのサッカーファンに向かって、ワールドカップ開催期間だけサッカーファンになってる人が、サッカーについて説教たれてる」ようなもんなのでは。
実際のところ4~6以降1~3が始まるまでには、邦訳されてるだけでも相当な数のサイドストーリーが展開されていて、特定の作家だけで書くわけじゃないから玉石混合なんですけど、それでも長くシリーズが続いていくと色々思い入れも増えてくるから、そういうの体験してると今回のシリーズだって長期戦の構えになるファン層がいたって別におかしなことではあるまいというか(それだけに人気無いからって唐突にキャラ退場させるのは勘弁してほしいけど)、だからこんなに早くローグワンみたいなタイトルが出現したのは、ザーン三部作がいきなり来てしまった以上の事で完全に誤算といいますか、いずれにせよルーカス先生だってまだまだ健在なわけだし、とりあえずこのシリーズはこのシリーズで最後まで楽しませていただきたいもんですよ。
ていうか実際最後のジェダイは相当楽しめたんですけど、本当にそこまでダメなんだろうか。や、確かに冒頭から刺し込まれる謎のコントとか、ストーリーの三分の一が勘違いで展開していたという謎のプロットとか、頭上に疑問符が湧くのもわかるのですが、終盤のダメロンなんか随分頼もしい司令官に成長してた風で中々にかっこよかったし、いい仕事してた人たちもたくさんいたんじゃないのというか、茶目っ気見せるのだって使い方次第というか、例えばルークが6の後、本当にマーク・ハミルの想像してたような人生送って終始悲壮感漂わせまくってたとして、最後の最後、徹底的に追い詰められた土壇場で初めてああいう茶目っ気見せてくれたなら滅茶苦茶かっこよかったと思うんですけど(※意見には個人差があります)、いずれにせよ年明けてからこの辺書いてるのも、今や公開の度にストレスの原因となってる映画本編についての扱いに、一応でもカウンター返しておきたくてグダグダやってたのが大きいんですが(まだ書こうとしたことの焦点ぼやけてる気もするけど)、それだけにこのテレビシリーズの安定ぶりは一服の清涼剤なので、これからもできる限り続いていただきたいとか思わずにはいられませんよ。ええ。



今年中盤までというか、ここ2、3年の職場のストレスはこれまで以上に大概なもので、体調もかなりヤバくなってきて、転職しなければ確実に体壊しそうだったんですが、件の能天気なラジオ番組やら、面接の通信を寸断されたりやら、話が決まりかかる度に面接で話した条件一方的に反故にされたりやら(そのくせ反故にした相手の方がふてくされてるという)、結局数少ない転職話全部ツブされてしまってどうすんのこれとか思ってたんですが、この辺りセガがこれまで以上に血眼になってる理由というのは、多分3年前、資格試験で自分がほぼ合格点取ったせいなんだろうなーと(それまでも市販の模擬試験ならちょくちょくとってはいたんだけど)。

今まであまり書いてこなかったけど、自分は勉強関連については、セガから一年中かなり執拗に妨害を受けており(結構書いてたと思う人もいるかもしれないけど全然書いてないよ)、実のところ、本試験自体の出題傾向や配点の基準についても自分が受け始めた前後でかなり『変』化があって、他の受験生からの不満も相当高まっていたのですが、そこにきて3年前の無茶な合格基準点の設定では、合格率がそれまでの3分の1になってしまうという超異常事態。方々で憶測やら言い訳はさんざん流れましたが、1点不足で不合格になった自分の意見はといえば、「自分を不合格に出来る範囲で一番低い基準点がこれだったんでしょ」という感じです。

結局、国家試験制度に横やり入れたり、一時働いていた福島県庁にまでちょっかい出してきたりと、政府組織で行うことにまでいいように手出ししてきてることから考えれば、要するにセガの神通力の根源というのは『日本の外』にあるのは明らかなわけで、そうなるとその正体も、そしてゲーム会社始める前にセガがやってた商売とやらも(1980年代に『商売替え迫られた商売』ってことだよね。つまり)自ずと見当がついてくるんですが、だからと言ってさすがに国家試験制度ともなると、多くの一般企業を巻き込むから(素の組織としてならセガよりはるかに大きい企業なんか幾つもあるわけで)、早々何度も無茶はできないだろうし、そうなるとやっぱ試験制度ではなく、自分個人の日常の方を掻き回すしかないよなあ。

で、それ以降結構とんでもない職場環境になって今年の始めにいたるんですが、一方、特に今年後半あたりから、例によってセガが色んなメディアにしゃべらせて来る中傷の内容が「夢や目標を全然果たせなかっ『た』」という論旨でやたら過去形にしたがるというか、他にも「男は他人のせいにしない」だの「人に泣き言を言わない」だのと、さも人聞きのいい事を並べ立ててくるんですけど、セガに力づくで足踏みさせられてる中でそれなりに成果を出してる自分としては、負い目感じる筋合いもなければ別に諦めたつもりも全然ないですし、他人のせいにするも何も「実際他人のせい」なわけじゃんコレ。
や、確かにツライことがあっても黙って歯を食い縛って頑張る方々の事は、自分もすごく立派だと思うし尊敬します。でも自分のケースの場合、単なる一般市民の一個人に対して『売国パワー』なんて使ってる上に、それにものを言わせて口止めさせてるわけですよね(…妙な言い回しになってしまった)。脅迫されて口をつぐんでる状態の中で何も言わずにいる事って、それ、果たして本当に『男らしい』ことなんでしょうかねえ(色んなケースがあるにしてもまず前提として)。

ていうかですねえ、結局セガが自分に言ってることを具体的にまとめると「お前の人生自由に踏みにじれる力があるオレサマにおそれおののけ!あ、でも俺が悪いことやってるとかバレるの怖いから、世間にばらさないで全部自分のせいだと思えよ」て感じだと思うんですけど、何かこう、いかにも後ろ暗い権力かさに着て、子供のころからわがまま放題に生きてきたボンボン育ちの考えそうな、甘ったれた自己中思考回路というか、結局「メディアにやらせる=他人に言わせて自分は影に隠れてる」ってつもりなんだろうけど、いくら他人の口を借りたところで言ってる内容がセガ特有の生臭さにまみれてるんじゃ、それが誰の言葉かなんて一目瞭然ですよ。俺が資格取ろうが取るまいが、そんなことに戦々恐々としてるのなんてセガぐらいなわけだから。

それにしても、その昔mixi(そんな時代からですよ……)で俺がこの資格のコミュに入った時には「そんな資格大したことねえ」だの「その程度の資格誰にでもとれる」だのとコメント欄で散々騒ぎ立てて他の参加者をドン引きさせたくせに、何でセガは俺に『その程度の資格』取られる事をそこまで気にしてんのかと言うと、まあ、ただ俺を落とすためだけに、わざわざ試験制度の結果をねじ曲げさせたわけでしょ?


それ、同じこと(逆のこと)を、自分の学歴についてやってないわけないよね。


自分が後ろ暗い手段で学歴揃えてんのに、俺に正当な手段で資格取得されると言い訳できなくなると。
や、この辺はあくまで自分の憶測なんですが、一番ありそうなのはそんなところだろうから。

資格(勉強)の面以外でも、ニコ動にあげた動画についても、最初の3日間は10回に1回だけ検索結果に反映されるようにして、それ以降は探さない限り見つからないように設定されてたのは明白なんで(何しろ他でいただいたリアクション数えると多分カウント数の百倍ぐらいになるので。実にありがたいことですけども)、こちらも力づくで成果を握りつぶしてる感じなんですが、これだって何でたかが趣味程度ことでまで、セガは自分に成果を作らせたくないのかと言えば、こちらも自分の憶測としては、

今までセガの作った実績って、下の現場から分捕った成果か、外国からもらった成果ばかりだからじゃないの?


って考えています。
余談ですが、自分がセガにメディア弾圧喰らう様になった時、真っ先にやられたのは『頑張ってください』という言葉を言葉狩りの対象にすることや、他人の仕事に喜んだり褒めたりする事は悪いことでもあるかのように世間へとネガティブキャンペーン張ることだったんですが、そうしなければならない程セガがテンパった理由も、今ならほぼ断定できます。だって、いくら褒められたってそれが本当は他人の成果物だったとしたら、自分の負い目が膨れ上がるだけですし、まして体面の取繕いだけでやりすごしてきた以上、頑張ってとか言われてセガ自身の能力試される状況に追い込まれるのは、何より恐ろしいんでしょう。実際に出来るできない以前に、土俵に立つこと自体無理なんだろうから(『頑張ってください』って言葉は、本来別に悪い言葉ではなかったはずですけどね)。

ただそれってセガの自業自得なわけで、俺が文句言われる筋合いの話じゃないよね。

※ ちなみに自分自身の認識では、自分はあまり『褒める』ということはやってないつもりです。褒めてるのではなくて喜んだり 楽しんだりしてるだけで。その辺区別していただけると助かります。



などとまあ、最後の最後で職場の不満をスタートに、セガの弾圧へのグチだか悪口だかに終始してしまったのですが、2018年の総決算をしようと思ったら、スターウォーズ絡みとこれの話はやり切っておかざるを得なかったので、暦的には随分宿題をやってる感じにはなりましたが、一応一通り書いてみました。やれやれ。

職場については、実際には今年に入ってから結構状況が変わり、特に夏以降かなり特殊な環境で働くことになったので(多分裏はあるんだけど)、今後どうなるにせよ、とりあえずストレスで悪化していた体調がかなり回復したのでその点だけはよかったです。
動画についても制作中のデータが既に流出してるみたいですが、絵的なネタはまだほとんど見せてないからそういう意味でも近いうちに形にだけはしておきたいと思いますよ。昨年末から他にやる事が出来たことや、世の中タブレットPCで下描きから済ませてしまうのが普通になる中、アナログ作業だけでいかざるを得ないこともあって大分遅れましたが、ようやく一通り片付いてきたので。少なくとも春先になる前には、もうニコ動だけじゃなくて普通にyoutubeとかでアップしてしまいたいと思いますよ。
だってほら、春になったらさすがに本年度の試験勉強本格化しないとだから。ねえ。


では年もマイナス値になるほど押し迫ってきたことですし、例によって大変白々しいですが、皆様よいお年を。

12252018
考えたら(一応)ボンドカーだった時もあるんだった

何かもう他のことで頭がいっぱいで、ラジオでクリスマスソング流れてんの聞いてもあとどれ位でクリスマスかなあという感じでそのまま帰ってきたらケーキ置いてあって今日がそうでした。えーとメリークリスマス(とってつけた様なアレで何ですけども)。

そろそろいいかなと思ってここまでの放送分一気見したんですが、いままで悪いことしかしてこなかったキャラが清廉潔白な人物として出てきたもんだから何となく落ち着かない気分でいたところ、案の定「アンタ何やってくれてんのーっ!?」みたいな展開になってきて、その後も「ちょっとーっ!」とか「国民的子役に何してくれてんのーっ!?」とかある意味期待を裏切らないブレなさ加減なのですが、ここまでこのシリーズ屈指の着地点の見えないドン引き展開なんで、このままやぶれかぶれで終わるのか、何らかの意地を見せるのか、最終回すっかり目が離せない感じですよ。

昼休みに近所のスーパーの中歩いてたら、遠くに大きなニワトリの人形が見えてきて、年末だからフライドチキンのセールでもやってるのかしらと思っていると、近づいてよく見たらそこはアフラックの受付ブースでニワトリはサンタ帽かぶらされたアヒルでした。何と言いますか、こう、誤ってアヒルが唐揚げにされた場合保険は下りるのだろうかなどと不謹慎なことを想像したものの、とりあえず保険のご厄介にならないよう病気や事故には気を付けたいと願わずにはいられなかった次第であります。ええ。

何か谷垣の話でもらい泣きしそうになったというか、ますますこれ見る時の気の持ち様がよくわからなくなってきましたよ。それはともかく大英博物館の日本漫画イベントはこの漫画が看板になってるらしくて、車で聞いてた朝のラジオで特集組まれてたんですけど、実際これをきっかけにアイヌ文化への関心が高まってるんだそうで、番組中でそういうイベントの来場者にインタビューしてるの聞いていたところ、小学生のお子さんがいるというお母さんが、子供にもわかりやすいギャグとか入ってるし、アイヌ文化への関心も高まるから子供に積極的に読ませてるとか言ってて「ええ……」みたいな。や、実際勉強になる面も多いんですけど、読むたびにトンデモ回ばかり出くわしていた身としては、このお母さん本当に全部通して読んだんだろうかなどと一抹の不安を感じたものの、とりあえずお子さんにはたくましく成長してほしいなあなどと思った次第であります。はい。

それとは別の漫画ですが、自分はこのタイトル想像以上に途中読み飛ばしてたことをアニメ化によって今更ながら思い知らされましたよ。まあ新作見てるのも同然なんで、ある意味お得ではあるのですが。ええ。

シルバーセーブル姐さんはつい少佐とお呼びしたくなるのですが、一方ユリはこのままヴィランになってしまうんだろうか。これで一通りはクリアしたはずだけど、最後は本当キツかった(特にミニガンだかガトリングだか抱えたデカブツがザコ戦のレギュラーになったあたりから)。なので2週目以降の摩天楼はあんまやらないと思うけど、次回作は当然準備されてると思うので、そちらが出るまでは、当面本編を気分転換にちょこちょこ遊んでいけたらなあと。

今回分厚いから本編読み終わる前にアマゾンの感想欄見たら、「○○の物語はこれで終わりかもしれないけど」云々とかまるでこれが最終巻みたいな事書いてあって「うぞーっ!?」とかすげービビりつつ最後まで読んだらあとがきに次巻への構想とかも書いてあって全然最終巻じゃありませんでした。いやいいんですけどこういうのホント心臓に悪いから勘弁してほしいですよ。ええ。

毎年この季節になると都内にカレンダーとプレゼントの買い出しに行くわけですが、今年は久々にクルマ借りて走ってみることにしましたよ。以前フォードエンジン載せたスーパー7借りたことありましたけど、サイト見たら今は正真正銘ケータハムも入荷してるらしいものの、自分が行った時間帯はもう予約が入ってるとのことなんで、ならば今回は普段の自分からは絶対に乗ろうと思わないような車にしてみることに。そんなわけで「ジャガー F-TYPE coupe」借りてみました。

マニュアルとは言えジャガーといえば紳士の車というわけで、スポーツグレードであっても基本乗りやすく作られているはずと勝手にタカを括り、乗車する際説明してくれた係の人に「大体わかります」とか適当に応えながらとりあえず乗ってみたものの、普段の車と同様にクラッチとブレーキを踏みこんだ状態で始動ボタン押しても一向にエンジンがかからないため、気まずい気分で係の人にもう一度お伺いを立てると、単にクラッチが想像以上に硬く作られていて、それこそ親のカタキにケリ入れるくらいの勢いで踏み込まないと効いてなかったとわかって愕然。一瞬「紳士どこ行った」とか思いましたが、とにもかくにも出かけてみることに。ところがこのクラッチが単に硬いだけではなく、繋ぐのに「半クラなど認めん」とばかりのシビアさで、駐車場から出ていくだけでもものすごい数のエンストを繰り返してしまい(多分教習所以来だったんじゃないのかと)、もう公道に出た時点でへとへとになりましたよ。
とはいえ大排気量の余裕というのか、一たび幹線道路に出てしまうと多少シフトチェンジをさぼっても全然問題なく流れに乗れてしまい、これなら結構いけるのでは?とばかりに気をよくして走っていたのですが、しばらくするとこの日の都内は年末が近づいたせいか、そこら中で道路工事が行われていて理不尽なほどの大渋滞に。仕方なく迂回しようと裏道に入ると、そちらはそちらで買い物客の大混雑で、結局徐行運転で地獄のシフトチェンジを繰り返しているうちに、とうとう30キロかそこらしか走れないままタイムアップとなってしまい、借りる時「すごくおもしろいですよ」と太鼓判を押して送り出してくれた係の人をがっかりさせながらの返却となってしまいました(本当すみません)。
おそらくこのクルマ、相当なパフォーマンスカーだとは思うのですが、今回その片鱗はほんのわずかしか感じる機会を得られなかったため、このクルマのここがよかったとか言うに言えなくて申し訳ないのですが、とは言え、中の自分がどれだけテンパっていようとも、時々道路沿いのビルのガラスに映るこのクルマのシルエットはそんな事は微塵も感じさせない優雅さを漂わせており、その辺はやはりジャガーの風格と言いますか、別に自分のこの感想読んで乗ってみようと思う方はあまりいらっしゃらないと思いますが(苦笑)、例えば「ええい、俺が乗るから俺にかせ!」という方がもしいらっしゃるようでしたら、ここのクルマってETCカード持ちこみ可だそうなので、ぜひとも首都高に上がってこのクルマ本来のパフォーマンスを堪能していただきたいですよ。自分も次があれば、今度は絶対カード持参のつもりなので。 はい。

しばらく前に猫探し専門の探偵さんのドラマやってて、いつも以上に感情移入しながら見たんですが、それというのも先日ふくが家を脱走し、かれこれ一週間以上も行方不明だったから。
当初はお腹が減ったら帰ってくるだろうなどとのんきに構えていたものの、それが一夜明けて翌日の夕方になっても帰ってこないとあってようやく近所を自転車で探し回ることになったのですが、その時点まで本当に何の心配もしていませんでした。や、だって「電動エンピツ削り内蔵フランス貴族」の異名をとるあのふくが(いったんごはん皿に顔を突っ込んだら全てのカリカリを食いつくすまで食う。吐いてでも食う)、「移動用の手足を装着した歩くボンレスハム」と呼ばれたあのふくが、いまや腹の下に手を入れれば安西先生のあごの下ごっこができるまでになったあのふくが、一日でもご飯を欠かして平気でいられるなど想像のしようもないではありませんか。

まるも段々心配顔になってきて、日がな一日じっとドアの方に顔を向け続けていた(単にストーブの前だからというのはともかく)のですが、この際人間様としてもやれるだけのことはやっておこうということになり、訪ね猫のビラ作って町中に張り出したものの(列島警察24時な気分で指名手配しにいったら「…本格的ですね」とか困惑された模様)、それでも一向に帰ってくる気配はなく、おりしもその夜は双子座流星群の真っ最中だったので、こうなれば願い星だと流星が見えるたびにふくの名前を三回唱えにいったのですが、実際何回か挑戦してみるも、流れてから唱えたところで間に合うわけはないので、ならばいっそと最初から「ふくふくふくふくふく……」と高速呪文のように呟き続ける(何かケロロ軍曹にこういうシーンあったな)ことで何とか克服したというか、結局都合2、3回はお願いできたような。しかしそれでも帰ってくることはなかったんで、「あいつ人懐っこいから、どこかよその家の子になっちゃったのかなあ」などと一家でしょんぼりしつつ一週間目を迎えた翌朝、突然「にゃあ」と帰ってまいりました。何とも人騒がせというか一週間分の予定が色々飛んでほっとしたというよりぐったりしたんですが、中でもずっと不安そうにしてたまるが怒る怒る。仲直りするまで3日位冷戦状態でした。
結局行方不明の間どこにいたのかは謎のままなのですが、帰ってきても特にお腹を空かした風はなかったんで、個人的にはどこぞのお宅にご厄介になってたんじゃないのかと思うものの、とするとあのビラ見て放してくれたのかもしれないし、多少は効果あったのかしらという感じなんですが、件のドラマでは探し猫のビラを作るシーンもあって、探偵さんが色々注意事項を述べていたものの、今や猫探しのビラについては一家言ある自分的には「フフン小癪な」という感じで勝手にライバル目線でしたよ(一回しか作ったことないくせに)。
いずれにしても、とりあえず無事帰ってきてくれて本当によかったです。はい。

個人的にはラブコメ要素が加わったっぽいMIBとか、トトロ監督の時は妙な縛りがあったらしいけど、今回はアクションに振ってやたらヘビメタボーカル気味なヘルボーイとか、ロンドンに食べられちゃう話とか、スパイディだらけとか、年明けもおもしろそうな新作結構あって期待してるんですが、それにつけてもこのネタ動画大好きなんですけども(まあ2も日本公開されなかったし、今回もセルビデオだけかなあ。おもしろいのになあ)。


ちゃんと表示されてるだろうか(表示されなかったら明日外します)。
こういうことできるからYOUTUBEって使い勝手いいんだろうなー。自分の動画もせめてこれで載せようかなあ(正月期間で何とかしたい)。

12052018
スパイディづくし

ずっと頓挫していた動画作成なんですが、ここ最近色々思う所あってやっぱり完成させておこうかという気になってきましたよ。一応人に協力してもらったことでもあるし、次のやつのデータ自体はもう3分の1くらいできてるんで。他にもやる事あるんですけど、何とか年内に一本完成するといいなあ。

BSでやってた途中下車の旅的な番組見てたんですが、旅人の女優さんが降りた街を散歩していたところ、目の前をジャージ姿の子供たちが集団下校しているところで、何かと嫌な事件の多い昨今、こんな風に子供たちだけで登下校できる環境があるというのは素晴らしいことだなあと思いながら見ていたのですが、カメラが近づいていくにつれ、一団を構成する人影は妙に頭身が高く、どうやらそれは子供ではなく女子高生の集団であり、さらにナレーションの解説によると、彼女らは地元の有名な女子レスリングチームで、全国大会入賞者をバンバン排出してるんだそうで、こんな子たちに不審者が近づこうものなら、むしろボコボコの返り討ちにあうのは必至と言いますか、自分ごときが心配するまでもなく、これが所謂一つの大きなお世話というやつかと感じた次第であります。はい。

親が長いことご無沙汰していた親戚の家に訪ねていったんですが、帰ってきたら興奮気味に「アンタがものすごく喜びそうな話があるのよ!」とか言うので何かと思ったら、そこのお宅のお嬢さんが国際結婚してるのは聞いてたんですけど(子供の頃以来顔合わせてないけど)、既に娘さんが二人いて、そのどちらも今ではファッションモデルとかやってるんだそうな。写真を見せてもらったところ、なるほどこりゃ美人だとか思ったんですが、話によると学業の方も相当優秀らしくて、高校は主席卒業して(むこうは首席だと襟元に金色のストールだかマフラーだか下げて卒業式に出るそうです)将来脳神経外科医だかになる予定とのこと。「何そのマンガのキャラみたいな完璧超人」とか思いましたが、考えてみるとうちの親戚関係って何だかんだちょこちょこ変わった人いるよなあというか、まあ自分と違って世間様に堂々と自慢できる親戚が増える分には結構な事なので、今度日本に戻ってきた際にはぜひとも親交を持ちたいとか思わされた次第であります。
で、それはいいんですけど、親戚に金髪美少女ちゃんができた話で大喜びすると思ったというのは、一体親は自分の事を何だと思ってんのか少々腑に落ちない気分でしたよ。ええ(まあ喜びましたけども)。

な、何ともうA110が!?とか思ったけど、よく考えたら舞台設定10年後ぐらいの未来の話なんだった。

前々から噂を聞いてはいたものの、自分の好きな映画全否定されてたらどうしようと思って中々手を付けられなかったポンポさんようやく読みましたよ。実際読んでみたら別に批評マンガではないので、特定の映画の悪口とかはほとんど出てこなくて(もし批評がテーマなら批判する要素も必要になるんだろうけど)、登場人物たち全員のプロっぷりが小気味いいというか(能力の話だけではなく、仁義を守れることも含めた業界人としてのプロ)、普通の人なら全然気にならないことに屈託を感じてどんどんぶっ壊れていきながらも、そのぶっ壊れた気持ちを作品昇華に繋げていくジーン君とかめっちゃカッコいいんですけど、個人的にはポンポさんがナタリー嚇かす為に列挙していったホラー映画の中にライト/オフとかもあって、特にブレア・ウィッチ・プロジェクト入ってたのが嬉しかったですわー。
何かこの映画、人によって反応全然違うし、ちょっと前やってた新作だときちんとした美男美女の役者さんが揃って、きちんと訓練されたハリのある悲鳴を上げ、メンバーには疑心暗鬼に陥れる錯乱キャラがきちんといて、きちんとしたCGやきちんと凝られたセットが組まれてたりして、映画通の人たちにとってはこっちの方が評判よかったらしいんですけど、本当申し訳ないのですが、極々個人的には「それ全部いらねえ」とか思ってしまうというか、~プロジェクトの楽しかったところは、カメラが一個しかないことでフレームの外側を(時間も空間も)想像させてくれるとこだったというか、あんなにカメラ増やしたら単に映像ぶれてるだけで普通のホラー映画というか(もはやモキュメントものでもないというか)、クオリティという意味ではこの新作の方がずっと上なんですけど、自分が求めてたのはそっちじゃないというか、結局この辺面白がれるかというのは、見る方が作り手に期待してるかどうかなのかなあと。
それはともかく(脱線しすぎた)あまり映画に詳しくない自分でも、この漫画書くのに相当なカロリー要求されそうなのは想像に難くないので、このさらに続きを描くのは相当大変そうだとも想像するものの、やはり映画ネタと言えばトリロジー展開はお約束だと思うので、何とかもう一本作って三部作構成希望とか無責任に願うものであります(と思ったらスピンオフやってたのか)。ええ。

アンダーザシルバーレイク見ました。人生に無自覚な半ヒモ男サムが、奇妙で恐ろしくて切ない体験を経て人生に自覚を持ちつつ結局変わらない元の生活に帰還するまでのお話。イケメンだけが取り柄みたいなサムは、おそらくこれまでの人生で恋愛とかすっ飛ばして欲望だけ満たしてきたような人物で、家賃も払えないくせにマスタング乗り回してるっていうのも、どうせ以前の女性関係で貰ったか何かだろうと想像すると、大した思い入れもないのに悪戯した子供に激昂するっていうのは、単に自分自身ではもう手に入れられないという経済的な現実を刺激されたからじゃないのとか思うわけですが、逆に言えばそれまでの彼が抱える悩みなどせいぜいその程度であり、偶然出会ったサラが気になったのも、いつもと違って事を果たせなかったからというだけだったと思われ。しかし話が進むにつれて徐々にサラへの執着が強くなっていくと、およそここまで英気を養うか充電期間にしか人生を費やしてこなかった分、いくらなんでもそこはやめとけと言いたくなるほどの暴走ぶりを見せ、ついには想像を超えた真相に辿り着いてしまうものの、その結末は何ともやるせないもので、失った事実が確定した時点で初めてそれを惜しむべきものと認識できるようになるというのは何とも皮肉でしたよ。失いたくないものを知ってしまったサムがこのお話の後、以前のようになあなあな思考で毎日を送ることはできなくなるだろうとは思うのですが、人によって粗末に扱いすぎたと後悔させるものは、愛だったりお金だったり時間だったりそれぞれだとは思うものの、少なくとも自分的には、おそらく空虚さの象徴として扱われてるポップカルチャーについては、例え作中のような事実があったにせよ、それが作り手の作為通りになどまずなるまいというか、作り手による発信が行われたら今度は「受け手のターン」が始まると思ってるんで、目の前に転がっているものを活かすも殺すも結局は自分次第だよなあというか、例えばこれがホノオモユルとかならあんな風に言わせたままじゃいなかったろうというか、きっと何か熱いこと言ってピアノおじさんに脂汗の一滴も流させたのではないかと思うのですが、まあ、そこはサムだからなあ……(映画そのものはおもしろかったです)。
なお、宣伝告知でやたら取り上げられてた陰謀論とか都市伝説については、自分は全く普通の事にしか感じなかったり。何というか「あるものはあるんだから仕方ない」と言いますか、世の中陰謀なんてその辺にいくらでも転がってるし(そもそもCIAやKGBは何のためにあるの)、セガに何十年も付き纏われてればしょうもない事でメディアに作為が織り込まれるなんて日常茶飯事だし、ゲーム会社でさえ(実際にはゲーム会社始める前のコネだろうけど)できる事なんだから、ましてやセレブ人種がゴロゴロいそうな土地ともなれば、さらにそういう意味不明の都市伝説が「金持ちの酔狂」で作られていたとしても何の不思議もないというか、ひょっとしたら作中の「金持ちの狂気」に至るような話もどこかに存在するのかもしれませんけども。ただ、多くの場合この手の「作為」は相当な自己顕示欲を伴うので、実際にはもっと直接的で押しつけがましく大雑把でセンスのないものになりがちで、作中のように手間暇かけて頭をひねったサービス精神溢れる謎などまず存在しないんじゃないのかなあと。ましてやモデル体形でマスクに全裸姿という永井豪先生のキャラみたいな恰好した女暗殺者がダンスしながら襲ってくるとかはほぼ絶望的かと思われ。はい(夢を壊してたら申し訳ありません)。

ヴェノム見ました。イケイケジャーナリストだったエディが不正を行う大企業に突撃取材を慣行した結果玉砕し、色々失った末宇宙生命体シンビオートに寄生され、ヒーローのようなモンスターのような存在ヴェノムとなって闘うお話。本来のスパイダーマンでは表と裏それぞれスパイディにフラれて被害者友の会みたいに相棒となったヴェノムたちが、スパイディとは全く関係なく出会って一蓮托生の関係になるのですが、今までのメディアでは基本オレサマキャラ(そして実際に「オレサマオマエマルカジリ」する)だったヴェノムは、同じシンビオートの間では結構な残念ポジションだったことが明かされ、エディと共に残念おっさんコンビ(多分ヴェノムもシンビオートとしてはいいおっさんなんだと思う)を結成することで、悪徳傭兵軍団相手に大暴れする爽快感と共に「俺たち負け組だって団結すれば人生まだまだいけるぜ」というリベンジものの様相を呈していくのが熱いのですが、じゃあ今回のエディがそんなにダメ男なのかというと、確かに後先考えないタイプではあるものの、全てを失った後でも人に頼まれれば結局断り切れずに厄介ごとに飛び込んでいく様は、蛮勇ではあるけどこれはやっぱヒーローでしょという感じで、特に今Dlifeで放送してるアニメ版スパイダーマンシーズン2が丁度ヴェノム回なんですけど、子供向けに単純化されてるせいで、そちらのエディはピーターを単に逆恨みしてるだけの人物だったりするため、こっちのエディにはなおさら好感度高いのですが(なおヴェノムの歯並びの良さについてはアニメ版の圧勝なのだった。あとシンビオートがエディ大好きな所は同じ)、一方のヴェノム(シンビオート)はと言えば、エディに感化されてかエディの元恋人に「気遣いのできる男」ぶりを発揮する(あの風貌で)のですが、自分は今回の原作コミック読んでないので、シンビオートがどんな風に繁殖するのかは知らないものの、少なくともお父さんがいてお母さんがいて愛し合って赤ちゃんが生まれましたって感じではなさそうだから、特定の個体からちぎれた一部分が時間をかけて自我を獲得して別個体に成長するとかなのかなーと想像するんですけど、そうすると親子や恋人の愛情みたいなのはシンビオートの間にはないのかもしれないし、そういう中でおミソ扱いされてたらさぞかし肩身の狭い思いしてきたんじゃないかしらと想像すると、本当にそんな人生送ってきたところでエディを介して元恋人アンに身を挺して心配とかされた日には「地球気に入った」ってなるのも頷けるというか、かと言ってエディはエディでアンの新カレすげーいい人だから(実際自分もかなり世話になる)、そこに割って入ることもできないという感じで、結果としては二人のおっさんによる無償の純愛ものと言えなくもなくなってきたりと、ヴィジュアルから連想するような単なる血みどろヴァイオレンスアクションにとどまらない、色んな齧り方のできる、何と言いますか、どこにでもいるごくありふれた宇宙生物とおっさんへの応援歌映画という感じでしたよ。おもしろかった(あとスクランブラーかっこよかった)。

しかし基本独立した映画とは言え、本当にスパイディ全然出てこないのかーと思ってたからあのおまけはちょっと嬉しかったのと同時に、どうやら日本でもちゃんと公開されるらしいぞとわかって一安心なんですが、ちょっと遅れての公開というのは、多分日本ではそこまでスパイダーマンに思い入れ持ってる人がいるかわかんないから、とりあえずあっちで公開して全米大ヒット的な前評判作ってから日本に持ち込もうという判断なのかなーと納得はするものの、個人的に実は今まさにスパイダーマン来てる状態だからすげーおあずけ感ですよ。なぜってそりゃ勿論、あの途轍もないPS4ゲームをクリアしたところだったから。

いやはやもう今年は年明けからモンハンワールドでいきなりとどめを刺されたと思っていたのですが、後半になってよもやここまですごいアクションゲームが登場しようとは。ギガジンとかでやたらとプッシュする記事が並んでいて最初は「ステマじゃないだろうな」と警戒しつつ初めて見ると、タイタンフォール2でパルクールものやりたいとか、ボスの新作やりたいとか言ってた自分には、その辺の希望全てを一度に叶えてしまうこれ以上ないほどうってつけの内容でした。すばらしい。特に完全再現された(多分)ニューヨークの街中をスイングで駆け巡るのが本当に楽しくて、おそらく史上最もお使いクエストが楽しいゲームと言っても過言ではないのですが、段々土地勘が身についてくると、テレビのドキュメンタリーなんかでNYが出てきた際に「あ、この電車ドローンチャレンジで飛び回ったところだ」とか一度も行ったことないのに妙な既視感が。

一方肝心のバトルについてはと言えば、最初は街のチンピラ相手にするだけでもヒィヒィ言ってて、一時は「やっぱ騙されたのかしら」と疑ったりしたものの、やがて真っ向から戦わず、スイングで逃げ回ったり、物陰に隠れて不意打ちしたり、ウェブで拘束したりすれば、ロクな装備もスキルもない初期状態からでも結構いけるというのがわかって、これがどういうことなのかと言えば、つまりこのゲーム最大の攻略法は「スパイダーマンらしく振る舞う」ことなのであり、これはもうキャラゲーの鏡ではないのかと。そういうスパイダーマンとしての追体験という意味では、ヒーローなのにチンピラにボコボコにされてた一周目を終えて、全てのスキルとすべての装備を整え、プレイヤー自身も十分習熟した2週目こそが本来の物語と言うか、実際ショートイベントが小刻みに連続する構成なので、それこそ気分転換に10分位プレイするのに調度いい内容なんで、何やら一生もんのエンドレスゲームにさえなりそうな気が。

でも実は、ゲーム本編と同じ位すばらしいのはストーリーで、ベンおじさん亡き後メイおばさんはフィースト(ホームレスの人たち向けの緊急避難シェルター)で働いているんですけど、この中をウロウロ歩いてると、書類揃ってないけど何とかしてくれよとか、俺の犬は今頃どうしてるだろうとか、やっと仕事が見つかったのとか、ホームレスの人たちのいろんな人生模様が聞こえてきて、こういう泥臭い部分をガチガチに作りこんでるゲームってあんま憶えがないのですげー新鮮なんですけど、中でもそこで身を粉にして働くメイおばさんは本当に立派な人物であり、月3万5千円の活動費で家賃も払えない貧乏生活の中NYを守ってるピーターに(つい最近似たようなヤツ見たけど随分違うな)そっとお金を包んで渡したり(それに対して「そんな、受け取れないよ」って返事を返せるピーターもいい)、苦しい時にベンおじさんのことを思い出させて励ましてくれたり、どこか昔懐かしい人情話がしばしば入ってきて、今回自分的にゲーム中で一番好きなキャラクターなんですけど、それだけに(以下略)

他にも事件の真相を掴もうと単身捨て身の取材を試みるヒロインMJとか(リアルでも最近物議をかもした事件ありましたけど、自分的には体を張って真相を確かめようと行動できる人はもっと尊重されるべきだと思う)、数奇な運命の末ピーターの弟分になるマイルズとか、魅力的なキャラが一杯いるものの(本編には出てこないけど、フラッシュも今ではすげーいいヤツになってるらしい)、一方で街中歩いてると大部分が好意的に声をかけてくる反面、中には罵声を浴びせてくる人もいたりで、この辺りはリアルと変わんないなーと思わされる反面、当のスパイディはその間をほいほいほいっと、てな感じで飄々と走り回ってくんで、どことなく「人生こうありたいなあ」とか思わされたり。
…ていうかですね、話が進むと地下鉄で移動できるようになったりするんですけど、あの恰好のまま電車の中でスマホ見てニヤニヤしたり、自分のコスプレと普通にトークしてたり、むしろスパイディ、フリーダムすぎるでしょと言う感じなんですけど(でもまあ自分も昔、山手線で政治の話に熱中してるスパイディに出くわしたことあるしなあ)、他にもビューグル退職してネットラジオ始めたジェイムスンが時々中傷番組を流してきて、スパイディのやる事なす事悪い方にこじつけてくるんでスパイディ的には「(こんな番組が)まさかこんなに人気出るなんて」と落ち込んだりするんですけど、聞いてる分にはそのこじつけ方はもはや名人芸の域と言うか、何かこう、スパイディには悪いけど、こりゃしょうがないよほとんどギャグだもんとか思わされた次第であります。はい。

何か一見随分ネタバレしてしまったようにも見えますが、これらは全体の極々一部でしかなくて、何でペニーワイズがお勧めしてないのかわからないほど本当によくできたゲームなので、これからの年末年始、コタツで齧りつくタイトルを物色されてるような向きは是非!


ちなみになぜ「スパイディづくし」なのかというと、アンダーザシルバーレイクは主演アンドリュー・ガーフィールドだからです。

11182018
いいイヤホンの日

今までモニターにつないでたイヤホンは、ゲームやビデオ見るのと兼用なので割といいめのやつを繋いでたんですが、先日いまだ溢れるパワーを持て余したふくが膝の上に乗ってきたと思ったら、おもむろにそのイヤホンコードに牙を剥いて噛みつきはじめ、慌てて引き離そうと直に頭を押さえてみたところ、頭部周辺で隆起する筋肉のとんでもないゴツさに驚愕。もはや誰にも止められない筋力にものを言わせ、結局コードは無残に食い千切られ、もう自分の部屋にあるイヤホンがいくつオシャカになったかわからないため、この際ワイヤレスへの交換に踏み切ろうかしらと思ったものの、もうじき年末商戦から初売りセールが控えているのを思い出し、仕方ないのでそれまでは百均のイヤホンで何とかやり過ごしたいとか思った次第であります。一体それまでいくつイヤホンの残骸が並ぶことになるのかは考えないようにして。ええ。

第2シーズンも5話を越えると徐々におかしなテンションになってきて、本来のぶっ壊れっぷりが発揮され始めた感じですが、なんかこう、自分がこのマンガ読む時って大抵トンデモ回だったんで、アニメで第1話から見始めた時「もしかしたら今まで自分が読んだ回(姉畑先生回とか)だけがおかしかったのであって、本来は心温まる大自然冒険感動巨編だったのかしら」と一瞬迷ったものの、最近の展開を見る限り「あ、やっぱこれがデフォだわ」と色々腑に落ちた感じでした。はい。

ギガジンとかによく新しい学説の紹介とか載ってて、この間「遺伝子的に才能を持って生まれるより金持ちに生まれる方が大学の卒業率が高いことを発見した」的な話載ってたんですけど、それ「単に学費高くしすぎて本来能力あるはずの人に教育行き届かないっていう社会問題なんじゃね?」「別に遺伝子関係なくね?」とか思いましたよ。や、無責任に邪推すると、こういう変な学説出すことで予算確保されたりする人たちもいるのかもしれませんけど、何とも難しい世の中であります。

そんな中件のボイスドラマ聞いてみたら、やけに生々しい学歴トークが繰り広げられており、記憶喪失で授業についてけないという主人公君に対してマックスさんが「グリッドマンのせいにはするなよ」と釘を刺していたのですが、確かにこの世界を守るため、わざわざ異世界から来訪した本来客分たるグリッドマンに対して文句をつけることはできないとは思うものの、そうは言っても実際問題「怪獣と闘いながら受験勉強」というのはさすがに大変そうというか、何かこう、せめて高校2年次のうちに世界を救えるといいですなあなどと思わされた次第であります(その世界も何やら色々裏がありそうだけど)。
それはともかく結局内海君は、おっさん視聴者勢のみなさんを架空の高校生活へダイブさせるために「おっさん用アバター」を務めるのが作中最大の仕事なのだなあ。しかし12話で終わりなのか。残念。

たまに複数の外国人が日本のアニメとか視聴してる様子をまとめた動画見るんですけど、ジョジョ5部第6話アバッキオ回のヤツ見たら、とにかく皆さん自己主張が激しいので、冒頭アバッキオがグレた顛末について「世の中こんな事でいいのか!」「警官に対する敬意が足りないんだ!」とか一斉に喚き散らして大混乱だったんですけど、OPが始まってサビのパートに達した瞬間だけ「ファイティーン(グ)ゴー(ルド)!!」と歌に合わせてコーラスしてからまた大混乱に戻っていく感じで、何かすげー昭和のオタクっぽいといいますか、こういう所は万国共通なんだなあと。ええ。

そういえば丁度金髪ポニテ陰険美少女ちゃんに転生したいと思ってたところなんですよ(自分でなってもしょうがないけども)。それはともかくゾナハ病はやっぱり怖い病気だった(自分は原作のこの辺りの回読み逃してたみたいです)。

そうすると5巻40話18ページ目下段のセリフを一息で読み上げなければならなくなったのは、この小林さんという人なのか。

止められるか俺たちを見ました。今から半世紀ほど前、ピンク映画の旗手とうたわれ多くの才能の原石が身を寄せていた若松監督のもとに、新たに加わった女性ADさんの目を通して一時代を俯瞰していくある種の群像劇。何か当時のピンク映画というのはとにかく出演者不足だったらしくて、冒頭から「どっかに脱いでくれる子いねえか。可愛ければなおいい」みたいな話で入ってくるんですが、その都度「目の前に門脇麦いるじゃん(脱がないだろうけど)」とかつい思ってしまうものの、おそらくこの辺はツッコんだら負け要素なので脳内ダイヤル切り替えてスルーしました。基本的にまだまだ人々が世間に感情移入できていた時代の話なので、登場人物の発言がいちいち熱いのですが、そんな中でもあるキャラの「世界に向かって鉛筆を削れ」というセリフは、作中でさえ何言ってんだと冷笑されてたものの、意図としては「どんなにつまらないことでも、それをいつどんな世界中のえらい人に見られたって恥ずかしくないように仕事をしろ」って意味だと思われるんで、実のところ、ネットで作品発表などしようものなら、それがどんなスーパークリエイターの作品と並んで検索結果に出されるかわからない現代社会でこそ意義がありそうというか、どこか昔話と片づけられない切実さが漂ってるような。世相としては守りに入っていると言われがちな現代に対し、一見攻めに攻めてる風な時代の若者たちとは言え、実際には若松監督みたいな人にドヤされればやっぱりヘコむ子もいるわけで、結局人間の本質なんてそんなに変わんないのかなーとか思うんですが、そういう今と変わんない子たちが時代の空気に乗せられて、とりあえず攻めのポーズをとらざるをえないという状況は「攻めてはいるけど、どこに向かって攻めてくべきなのかは自分でもわからない」という危うさを感じるというか、主人公である女性ADさんが辿る運命を見ても、結局退廃した行動というのは、そういう出口はわからないけど何か行動しなくてはならないという強迫観念に対するはけ口でしかないような。そういう意味ではよくある「時代に翻弄される若者たち」的なフレーズって、必ずしもテキトーに生まれたわけではなかったのだなあと今更ながら感じた次第であります。
実は自分がこの映画に興味を持ったきっかけって、ピンク映画撮ってるようなアングラ系の人たちが政治活動なんか始めたら、きっと今の自分以上に裏から表から弾圧受けたんだろうから、そういう状況下でどんな風に創作活動してたのかが一番知りたい部分だったんですけど(タイトル的にそういうの想像した)、実際見てみると若松さんたちの辿る経緯は、その辺全然素直な動機によるもので、少なくとも作中でそういう話は描かれていなかったのですが、一方で世事にそこまで情熱燃やしていく人たちなんて現代では絶滅危惧種なんだろうから、そういう人たちの話というだけでもある意味新鮮というか、何だかんだと自分なりに得るものはあった感じでしたよ。
それにしても自分はピンク映画って見たことないんですけど、昔の人は本当にああいうのでエロいとか思えてたんだろうか。そういうベクトルにおいては、現代の萌え漫画とかの方が全然攻めに攻めてる気がしましたよ。それが一矢報いたことになるのかはともかく。ええ。

日付的には一昨日アップするべきなんですけど、先週からこっち色々まいっていて、まるで頭が働かなかったんでようやく。 とりあえず睡眠だけはできるだけとっておこうと思いますよ。ええ。

10302018
頭痛と疲労感

何か風邪の引き初めのような気がするので、最近の極端な季節の変わり目に対して、できるだけ体調管理に気を付けていきたいとか思いますよ。ええ。

自分はリグの組み方については最低限のことしかやってなかったので、上腕を破綻なく肩から上に持ち上げてバンザイ的なポーズとらせてるだけでほーとか思ってしまうんですが、それはともかくボイスドラマという名の六花さん最強伝説(次のヤツ聞いたら宝多家最強伝説になってた)聞いてみたら、主役のうち男子二人はグリッドマンや怪獣が現れなかったらさぞかしツライ高校生活を送るはめになったことだろうとか思ったら、グリッドマンや怪獣が現れてもやっぱりツライようなのですが、どうも聞いてるうちに段々男子二人、むしろ「…何か楽しそうだな」とか思えてきて久々血の涙を流しましたよ(怪獣嗾けたくなる時とはこんな感じなのか)。ええ。

家の用事で茨城に行ってきた際、二十年以上ぶり位にまたいとこと再会したんですが、今や二児の母となった事は勿論、その間に仕事上の苦労や嫁姑的な確執も結構乗り越えてきたらしく、昔からどこかのんびりした風ではあったものの、その雰囲気を残しつつも何やら妙に人生を達観した物言いになっていて、何かこう、リアル川原泉キャラみたくなってて驚き。つくづく歳月の重みを感じさせられた次第であります。

何かこう、冒頭から万引きで入る主人公というのはいかがなものかと思ったものの、一応お店の人には謝りに行ったらしいので(原作はそのままバックレるらしいけど)、自分がいささか想定されてる客層から外れているとは自覚しつつ、最終回を迎えるであろうお正月には、ぜひとも炬燵でみかんを食いながら一気見したいとか思った次第であります。はい。

もし今後クロスボーンがアニメ化されるようなことになっても、もうオリジナルのキンケドゥを見ることはできないのだなあ(残念です)。

いささか遅きに失した感はあるものの「乗るしかないこのビッグウェーブに」的ノリで若おかみは小学生見ました。交通事故で両親を失った小学生おっこが、身を寄せた祖母の旅館で、行きがかり上始めた女将修行を通じて、ついには自身の運命とも向き合うことになっていく成長物語。自分、つくづく情報感度が低いので、話題に上るまで全くノーチェックだったのですが、実際見たら予想以上にえぐってくる内容で大変おもしろかったです。児童向け小説が原作なのでファンタジー要素強めですけど、職業ネタのお話としてもマジメな作りで(何か労基法的な意味での議論とか盛り上がってたらしいんですが、おっこの場合、家事使用人だけでなく使用者という立場(何しろ「おかみ」だから)もあるからぎりぎりセーフじゃないかと思うんですけど、専門家的にはどうなんでしょうねえ)、そういう意味では同じ小学生で、かつ同じ職業人としての先輩でもあるライバル(?)ピンふりちゃんの姿勢に色々共感覚えましたよ。や、現実には小学生が事業者としてホテル経営やる事はまずない(もしくは表には出さない)とは思うものの、本気で大人の世界に切り込もうと思ったら、能力的なこと以上に対等に扱われるかが最大の壁になりそうというか、そうなると「自分はただの子供じゃない」って見せる必要でてくるから、彼女の奇抜なファッションや態度は、自分を普通の子供に見せないために必要な演出なのかなーみたいな事を想像したり。昔、Eテレでやってた高校生くらいの子を集めて討論させる番組(タイトル忘れた)で、家の都合で働く必要に迫られたので、自分でIT会社起こして軌道に乗せたという高校生が出てきて、みんなもそういう挑戦するべきだと主張してるのを見たことあるんですが、番組中では結局「お前いい気になるなよ」的まとめ方されてたものの、個人的に彼は自分の成果を自慢したかったのではなく、同じ目線で語れる同年代の友達を見つけたかっただけじゃないのかと当時思ったんですが、現実には高校生でさえ特に動機を持たない周囲の中から望む仲間を見つけられないのと同じく、まして小学生であるピンふりちゃんともなれば、自分と対等の存在を見つけることは(現時点では)絶望的だったと思うのですが(逆に言えばピンふりちゃんには何らかの動機があるんだろうけど)、物語終盤でのおっこは、そのピンふりちゃんをして認めさせてしまうほど力強くて、何かもうつくづくおっこはスゲー女の子だと思いましたよ。ええ。
パッケージング的にメインターゲットが小学生位の女の子なのは明らかとは言え、結局今回も世間で注目されるまでこの映画の存在に気がつけなかった自分は、オタとして非常に不甲斐ないと認めざるを得ないのですが、やはり児童向けタイトルというのは、たまにとんでもないのが紛れているのだと思い知らされたというか、今後はその辺見落とさないよう目を光らせつつも、メインのお客さんであるお子さん方の邪魔にならないよう隅っこでこっそり追っかけていきたいとか思った次第であります。
それはともかく感想サイトいくつか見たら、作中のポルシェの描写がいかに執拗か(確かにシートのステッチまで描きこまれてた)興奮気味に語ってる方がいらっしゃったんですが、自分はどうかと申しますと、すみません全然拾えてませんでした(茄子の時はフェラーリだったけど、今回はポルシェなのか)。普段すぐ車ネタ書くくせに何とも不甲斐ない限りですけども、考えてみたら自分がポルシェに興味持ってたのって、パリダカをロスマンズの959が走っててタミヤのフル四駆のラジコンで喜んでた頃以来だから、完全にジェネレーションギャップもいいとこでしたよ。せめて「FLAT5000」の話題にはついていけるようにしておきたいですけども(ぶっちゃけ安全装備さえ充実してたら親に乗ってほしい)。

今後感想の類はできるだけ短くまとめようと前回のような書き方にしたものの、結局今回もこの有様なので、だったら無理せんとインクレディブル・ファミリーのこととか書けるだけ書けばよかったというか、仕方ないので今後もだらだらと好き勝手に思いついたことを書いていく所存であります。はい。

10152018
試走になってない

ようやく土日が晴れたんで(というか雨降らなかったんで)、改修した自転車の試走に行ったんですが、何か例年以上に季節の変化が極端すぎるというか、上に登ったら寒さでそれどころじゃなくなったため、仕方ないんで季節がはっきりするまで、当面近所の周回コースでお茶を濁していきたいとか思った次第であります。

何か久々にいづなメカ動くの見られて面白かったんですけど、その昔コミケの度知り合いに無理言ってシンキングバタリオン頼んでたのを思い出しましたよ(とろろいも系の方はエロやってたからついでに頼みやすかった)。ちなみにテレビで有名になってから、地元ハンバーグ店のパロディを目にする機会が増えたんですけども、店名アレンジで「すこやか」とか「にこやか」っていうのは見たことがあって、さすがにもうネタはないだろうと思ってたから「やわらか」ってのを見た時はまだその手があったかーと目から鱗でした。はい。

改めて見ると、鳴海兄ちゃんの発作は実際かかったらかなりコワイというか、自分は勿論下手するとお笑い芸人やってるような人でもあっという間にポックリいくことになりそうだよなあ。

スパイダーバースに出てくる横ピースの女子高生キャラ見て「あーどうせ日本人はこういうキャラ出せば喜ぶと思われてんだろうなー」と微妙な気分になったものの、その後PVで実際に喋ったり動いたりしてるのを見たら「…あれ?かわいい?」とか気がつけばまんまと思惑に乗せられてましたよ。ええ。

久しぶりにモンハン起動したらいつの間にかベヒーモスとか実装されてて、一応3クエスト目まで進めてはみたものの、全く太刀打ちできる気がしないというか、他のプレイヤーさんに悪いので途中で断念したんですが、終了させたら件のダムゲーがアップデートされた旨の表示があったため、こちらも久しぶりに起動させてみると、こちらはこちらでつや消し塗装がちゃんとつや消しに表示されるようになってたり、ナイチンゲールが実装されてたりしたんで、とりあえず何も考えずにくっつけてみましたよ。

ナイチンゲール、でかいでかいとは思ってたけど予想以上に画面からはみ出す勢いだったため、その内ここからいかにガサ増やしていくかだけが興味の対象に。

で、シングルプレイ開いたら追加ルートが表示されたんで、すわ実況娘ちゃんかと思ったら、出てきたのは見たこともない新キャラで「誰やねんこの子」とか思いつつ最後まで進めてみた結果「ナ、ナ、ナンダッテー!?」とつい変な声が。最後の最後で真ヒロイン爆誕とでも言うか、実際妙にかわいいとは思ってましたけども。自分、このシリーズやるの今回が初めてなんですけど、ADVパートのノリって毎回この調子なんでしょうか(なお肯定派です)。

ちなみに時々思い出したようにやってみるものの、ずっとバイパーのダンナの所で止まっていたタイタンフォール2ですが、攻略動画見ても攻略サイト見ても意味が解らず、仕方なく初期装備に戻してホーミングミサイルでロックオンしつつ、ダンナの連続ミサイルを時々持ち上がる装甲板の陰に隠れてやり過ごしてみると、あれだけ手古摺ったミサイルのダメージがほぼシャットアウトされるとようやく気がついて、無事エンディングに辿り着きました。やれやれ。やはり目の前にある道具はきちんと使いこなさないと当たり前のこともできなくなってしまうのだなあ。ちなみにエンディングはタイタンを持ち帰れないまま迎えてしまったんですけど、何となく溶鉱炉の中にサムズアップしながら沈んでくかのような雰囲気というか、持ち帰れるエンディングもあるっぽいのですが、残念ながら今は余裕が無いので、いずれ気が向いたら再挑戦する所存であります(ごめんよBT)。

などとのんきなことを書いてたら、どうも最近、自分の知らないところで結構叩かれてたらしくて、知らないうちにいくばくかの方々にフォローしていただいてたらしいのですが(自分ごときの事でお手を煩わせてしまい恐縮です)、具体的な話は全然知らないので「どうせいつものセガの煽りでしょ」と断定いうか(何かもう「ゴルゴムの仕業だ!」と同レベルですが)、実際こちらには「謝る必要のない事」か「謝ってはならない事」位しか思い当たることがないんで、無駄にエネルギー浪費しないで済んで本当助かりました。はい。

とは言え最初聞いた時は、やはり色々わだかまるものが頭に浮かんでいたのですが、オオタフクコさんの動画見たら、冒頭でフクコさんが自分の言いたかったのとほぼ同じことを語っていて、全然関係ないけど勝手に色々気が済んでしまった感じに。
などと思ってたら次回のエースコンバットのシナリオは片淵監督とのことで、急に関心湧いてきましたよ。や、調度半年ほど前にアルペジオ特装版→ACサントラ→アサルトホライズン(ナンバリングタイトルは残ってなかった)という流れでPS3版に手を出してはいたものの、まだ封も切っていない状態なのでさらに新作はいかがなものかと思うのですが、何分初回特典に4(5?)が丸ごとついてくるバージョンもあるようなので、この際積みゲーが増えるのを承知で手を伸ばす所存であります。はい。

泣き虫しょったんの奇跡とか(常識を覆す人というのは、その常識にとらわれて涙をのんだ人たちからすればものすごく勝手な存在に見えるかもしれないけど、同じ勝手でも、取り巻き引き連れてただ横暴に振る舞ってるだけなのと、向かい風に一人で身をさらすのとではまるで意味合いがちがうよなあ。しょったん自身も含め、ほとんどの登場人物が挫折を味わっていくんですが、打ちひしがれたりみっともなく泣きわめいたりする彼らの姿が、一方で妙にかっこよく見えるというのは、本気で何かに打ち込んできた人たちの証しなんだろうか。昔羽生さんが将棋の対局休みなんで「趣味で」ヨーロッパのチェス大会に出場するという番組見たことがあったため、棋士の人たちにとってこの世で一番面白いゲームはやはり将棋だけなんだろうと思ってたんですが、しょったんの部屋に入り浸ってる奨励会仲間の人たち、普通にスーファミとかやってて「ストⅡやるんかい!」「マリオカートやるんかい!」とかちょっと意外だったんですけど、どうもそれは、彼らが頑張ってなかったことを端的に表現していたということらしいものの、今だったら棋士を目指すほどの探求心でコンピュータゲームに打ち込んだら、むしろ有望なeスポーツ選手とかになりそうな気がしますな(競馬やパチンコだと普通に堕落かもしれないけど)。これが実話というのもすごいけど、その辺抜きにしても色々気持ちが湧き上がる、静かなる自分へのオトシマエ映画でした。おもしろかった)、インクレディブルファミリーとか(公開期間ギリギリで何とか間に合った。おもしろかった。銀行強盗するのに巨大ドリル戦車を建造してくるマジメさに大喜びしてたんで、アンダーマイナーには今後ともレギュラーとして活躍していただきたいものです)、500ページの夢の束とか(おもしろかったけど本編以上に突然足を引きずってないウィーバーが出てきたのが自分的にはかなりのサプライズでしたよ)見て来たんですが、他に個人的な理由でぜひ見たかった俺たちを止められるかの舞台挨拶付き先行上映が、邦画に疎い自分の予想を上回る盛況ぶりだったらしくて、結局チケットとれなかったため、公開後はできるだけ早めに劇場へ足を運ぼうとか思いますよ。ええ。

09252018
おかしなことになってしまった

多少無理してでも転職するつもりだったのが、次々と退路を潰されてしまい、もうどうしたらいいのやら。どうにも作為が見え見えで、人為的に妨害されてるのは十分わかったんですけど、一方で妙に説教がましい態度で転職あきらめろって仄めかしてくる人たちが増えて閉口。自分なんかが言うのもアレなんですけど、「叱る」っていうのは、相手の目を見て、相手の抱える問題と直に関わる姿勢を持ってる人が言うからまともに聞けるんであって、物陰から知らんぷりしながら罵声を投げつけるような真似は「中傷」って言うんじゃないですかね。まあこれもセガが手配したものなのかもだけど。
その後今の職場での状況も何だか随分変なことになってしまって、立ち位置的に自分はどう振る舞うべきなのかさっぱりわからないのですが、とりあえず目の前のことを、他人が後ろ指せるような隙を作らないようにこなして、備えだけは確保しておこうと思いますよ。ええ。


うちの車のi-DM(運転の評価機能)の数値は大体4.4~4.6(5.0満点)で推移しており、以前カーグラの長期テストでこの車が取り上げられてた頃の記事によると、編集部内の車体で4.8前後だったとの事で、「きっと普通に運転してる分には4.0台は当たり前で、4.7から上に壁が設定されてるに違いない」と思っていたんですが、先日車検の代車でファミリーカー的ポジションの車種に乗ってみると、ここまでの数値が2.6とかになってて驚愕。個人的にはありえない感じなんですけど、考えてみれば、最近はパトカーの見回りが増えたせいか多少マシにはなったものの、未だ市街地でアホみたいに車間距離詰めてきた挙句、こちらが普通に停車するだけでも急ブレーキでギリギリ衝突回避してるクルマって結構いるわけで、そういう運転って上手下手以前に、安全面は勿論、車体へのダメージも少なくないような気がするというか、少なくともこのクルマに10年以上乗り続けたい自分としては、最低限4.0を下回ることのないよう運転していきたいとか思った次第であります。はい(とりあえず代車は3.2位にして返しました)。

ようやく反乱者たちのファイナルシーズンに追いついたんですが、レックスやまだおっさん顔になってないウェッジが割と活躍してくれたり、ゴースト号とか往年のリアべ号みたいに飛び回るんで中々かっこいい(日本のSF関係の方々にとっては封印したいネタらしいのですが、個人的にデザイン自体は今でも十分イケてると思うんですけどダメかなあ)です。そろそろ大詰めらしいので退場するキャラも出始めましたが、正史にも繋がるもう一つの英雄物語として、有終の美を飾ってくれるといいなあ(正史の主人公は未だタトゥーインでのんきに暮らしてるらしいので)。ええ。

業界的には色々あるのかもしれないんですけど(苦笑)、頓挫したのかと思うたびに再始動の報が流れてくるものの、しばらくするとまた立ち消えになるという繰り返しだったのがいよいよ形になるらしいので、今度こそ30年越しの完成に期待したいところですよ。ええ。

日高さんは実に恐ろしい女子だと思いました(かわいいけども)。

気がついたらニコ動での視聴履歴がペニーワイズで埋まってました。

件のダムゲー、一応シングルプレイについては概ねクリア。クリア時の最終的な機体はこんな感じでした。

多分パーツはもっと強力なのがあるはずなので、スペック的には大したことないんだろうと思うんですが、とりあえず形状的にはかなり満足(パーツの配置や大きさいじれたらもっとよかったけど)。

純粋にゲーム性優先の方々からすると不満が出るのはやむを得ないと思うのですが、個人的には俺ガンダム育成ゲーとしてならば結構楽しめた気が。おそらく個別の要素を揃えたところで、組み立てまで余力がまわらなかった感じなのかなあという気がするんで、ある程度素材が揃った上で作り始める次回作(あれば)には期待したいところであります。
それはともかく最後のヒロインちゃんのインパクトはこれまでどころではない破壊力だったけど、個人的に実況娘ちゃんルート無かったのが残念でしたよ。はい。

大逆転裁判2成歩堂龍之介の覚悟クリア。おもしろかった。本気のホームズ先生はやはり(ほぼ)最強キャラだったけど、まさか御琴羽教授があそこまで足取り軽く活躍するとか全然予想外でしたよ。何かラストシーンとかそれこそリュウケンみたいで何このカッコいいエンディングって感じなんですが、ここまできたら日本ステージが舞台の3部作完結編出していただいて、ホームズ先生にはぜひとも日本の山椒で思い切り脳を活性化していただきたいものです(映画ネタ)。
で、それはいいんですけど、何がショックだったかって、追加シナリオ2本のダウンロード期間が2018年7月一杯までだったことですよ。寝る前の5~20分という変則的な時間で延々8か月近くプレイしてた自分も自分ですが、それにしたって何故にせめてもう2週間早くクリアできなかったのか。早期購入特典てことは少なくとも今後一年は再販してもらえない気がするので、ここはやはり完結編発売記念の恩赦に期待したいところであります。はい。

ペンギン・ハイウェイ見ました。将来自分が社会を背負って立つと信じて疑わない学究の徒であるところの小学生青山君が、将来を(勝手に)誓った歯科助手のお姉さんと共に、ユニークで地道な観察と検証実験を続けることで、突如街に発生したペンギン大量出現事件の謎に迫っていくひと夏の冒険物語。おもしろかった。青山君、小学生とは言え、科学者を自身に嘱望する者として、大人に対しても引けはとらない自尊心とそれを裏付ける真摯さを秘めたイケメン紳士な少年なのですが、冒頭において彼の最大の関心事は女性(主にお姉さん)のおっぱいに集約されているため、一見するとその辺かなり台無しというか、一緒に行動することになるクラスメートの内田君を恥ずかしがらせまくるものの、実のところ青山君がおっぱいに関心を持つ理由は、そこから感じる安心感や幸福感についてなのであり、必ずしもすけべいな理由ではないのでご本人はいたって大マジメに探求しているものの、そうは言っても一般人代表である内田君的にはもじもじせざるを得ないのが妙にかわいいため、途中から「いいぞ青山君もっとやれ」とか思いつつ見てました(内田君、残念ながら男子なわけですけど)。しかしそうしたコメディ要素以外にも、不意に挟んでくるアカデミックなイメージがカッコよかったり、次々に起こる不思議現象と対比するように丁寧に描写される自然現象や、最終的に大量発生していくペンギンたちの活き活きと飛び回る様子がスペクタクルに発展していく様(そして少しせつない核心とか)など、観客を楽しませる要素がふんだんに詰め込まれていて、上映時間中飽きさせることがありませんでした。公開は夏休みももうおしまいという8月下旬からだったんですが、「夏休みの自由研究めんどくせー」とか言ってるようなお子さんには、とりあえずこれ見せとけばいいんだよ、と言える位観察や実験の楽しさが伝わってくる映画だったので、次回は夏休み序盤から公開狙えるような勢いのヤツやってほしいよなあとか思わされた次第であります。
それはともかく夜中に書いてたせいか、読み返したら上記でおっぱいを連呼しすぎてる気がしたものの(少し削った)、その後あそびあそばせ見たら、この程度全然ものの数ではないとわかって色々安心しました。…と思ったら最終回本当にそういう話になってて、色々参考になりました(何のだ)。はい。

アントマン&ワスプ見ました。おもしろかった。冒頭、シビルウォーの一件で外出禁止になったスコットが、娘ちゃんのために一所懸命ダンボールで色々頑張ったのを見てるとつい目頭が熱くなってくるのですが、本来楽しいシーンで号泣してたら不審者扱いされかねないため、そこは何とか我慢しました。スパイアクション的側面が強かった前作に対し、今回はヴィラン役のゴースト姐さん(かっこいい)とギャングも入り乱れた重要アイテムの争奪戦が中心なのですが、子供部屋のおもちゃの中で激闘を繰り広げた前作とは反対に、そのままにしていたらおもちゃにしか見えないミニカーやビルが本物になって大活躍するというのはそれだけで子供心をくすぐるというか、この映画見てハマっちゃった男の子とか自分の周りにあるミニカーで絶対アントマンごっこやりたくなるんだろうなあというか、そういう仕掛け見つけるのが上手い映画でワクワクしましたよ。とは言え、スコットとピム博士という二人のアントマンは、社会的立場や能力面で言えば正反対ではあるものの、結果として家族に対する役不足感はほぼ同程度なので、お互いしっかり者の娘に対して少しでもいい父親になりたい(仕事をものにしたいとかお母さんと再会させたいとか)ともがく様子は他人事ながら色々身につまされると言いますか、それでもほとんどのキャラが落ち着くところに落ち着いてくれるので、何と言いますか、ある種「お父さんはつらいよ」とでも言うような、実に後味のいい家族の応援歌映画でした。満足。
…や、満足は満足なんですけど、そこはまあインフィニティ・ウォーと同時期の時間軸に置かれているので、相応のラストシーンにならざるを得ないのですが、そこで終わりにしたい方はエンドロール前に席を立つもよし、次回のアベンジャーズまで付き合いたい方は最後まで見るもよしという感じで、いずれにしてもこのタイトルについては今後もこういう味付けで続いてくれるといいなあとか思った次第であります。はい。

世間的に検察側の罪人が骨太らしいよとかプーさん意外といいらしいよとか色々伝え聞いてはいたものの「そんな中でも俺はあえてこれを見るぜ」という感じでザ・プレデター見ました。おもしろかった。仕事の過程でヤバイ宇宙人を目撃してしまった凄腕スナイパーの傭兵が、政府に口封じされないための保険として、内気な天才少年である息子に宇宙人の遺品を送ってしまったところ、それが原因で息子が宇宙人の標的になってしまい、仲間になった問題兵士達と共に奔走するお話。プレデターなので、基本血沸き肉躍るドンパチ(なお15禁なので実際に肉が切られ臓物が飛び散るため苦手な方は要注意)を期待して、何も考えずに見に行ったつもりだったのですが、今回主役として戦う問題兵士集団ルーニーズの皆さんの編成は、主人公を含めてスナイパー2名、前衛2名、バックアップ兼ドライバー1名、ヘリパイ1名と「あれ?意外とバランスとれてる?」という感じで、独立愚連隊同然の扱いながら、天下無敵のプレデター達と辛くも渡り合っていくのですが、戦闘関係以外にも、案外コメディ色とかホームドラマっぽい側面も強くて(でも生皮は剥がれる)、途中で出会う美人生物学者サイロックへの対応など、直前に見たウィンド・リバーとほぼ同じシチュエーションなのに、こちらは実に紳士的対応だったため、多少イカレていようとも大変好感の持てる善良な男達でしたよ(全員人殺しの専門家である点はともかく)。他にも天才少年君どこかで見たことあるなと思ってたら、ルームの子役さんだったり、パンフによると監督さん、アイアンマン3の人だったらしくてなるほどそれっぽいとか思ったんですが、何よりも実は第一作から役者として出演していて、事実上、世界で初めてプレデターに殺された人だったと知って色々驚き。オチと次回への引きも含め、個人的に関心を引くネタ満載だったんで、このまま新シリーズとして盛り上がってくれるといいなあ。
ちなみに1号の届け物はいかにもなネタではあるのですが、区別するにはこの際赤/金に塗るとか、いっそポニテにでもするしかないのでは。ええ。

色々落ち着かないので、せめて気晴らしにと頓挫していた動画の準備や、人様のサイトのお手伝いをさせてもらうことにしたんですが、何だかんだ作業始めると結構楽しいんで、これもどうせ具体的になり始めたらまたセガのちょっかいは受けるとは思いますが、どう転ぶにしても、自分の気持ちにだけは必ず具合がよくなるよう心掛けて進めていこうと思います。はい。

08232018
絶対に裏がある

「その通りになった」というよりは、「その通りにされた」って事でしょ。面接の時と全然話が違う(せめてもの救いはむこうが出した宿題にまだ全く手を付けてなかった事くらいだよ)。電話の態度からおかしかったけど、つまりこちらから手を引かざるを得ない条件にさせたわけか。今の場所に釘づけしておけば、身動きとれず、成果も出せず、精神的にもまいらせた上で時間を稼げる(歳ばかりとらせられる)って事なんだろうけど、いかにも冷戦時代ずっと他人の人生にたかって食ってたセガらしいやり口だよな。他の返事も全然返ってこないのは連絡が遮断されてんだろうけど、おそらく話が進んだとしても同じことになるんだろうな。今までこういうことは何百回とあったけど、やっと今の生活を変えられると思ってたんで、かなり絶望的な気分になりました。
正直そこらじゅうの物に当り散らしたい気分だけど、生憎自分は自分が気にいったものしか手に入れないから、身の回りにあるのは基本全てお気に入りなんで何もできません。こんちくしょう。

08182018
こちらの意思は関係ないらしい

転職するつもりではあるものの、自分の場合その辺の経過を常に職場に把握されてきたんですが、昨年後半から何件か最終面談まで行ってたものがあったはずが、その時の周囲は割と平然としてたのに対し、今回はまだ面接受け始めという時点から警戒されており、これって要するに、自分が転職できるかどうかは「別な所で勝手に予定が組まれてる」ってことなんじゃないの(ひでえ話)。一応決まりはしたものの、そうなるとこの転職話もどこまで信用できるかわからないので(要するにセガの都合に合うから出た内定って事になる)、そのためもう少しだけ、色々話を伺いに行こうと思いますよ(って思ったら面接の話とか全然返事が来ない。着信通知が届かなくなってた件もだけど、本当にお盆休みってだけなのこれ)。

今年もジャンプ系の単行本買ったらナツコミのマグネットクリップがついてきて、昨年は銀さん、デク、梟谷高校、チョッパーと比較的問題のないメンツだったため、外に持ち出す本にもしおり代わりにつけて行ってたんですが、今回は渡されたのがピンクの包装のやつで、多少気になりつつも封を切ると出てきたのは幽奈さんでした。何と言いますか、実に男らしいデザインなのですが、男らしすぎて所持してるのがバレただけで事案発生となりかねないため、今回のは外に持ち出さないよう注意したいと思います(人によっては当たり扱いの方もいるとは存じますけども)。まあどんなデザインだろうと台紙の白石が全て台無し(上手くない)にしていくわけですが。


もう何十年も対人型のアナゲに触れる機会を逸してきた自分はすっかり浦島太郎なのですが、少し前に「ゲーム会を開くと発達障害の人が入ってきてゲームを滅茶苦茶にされて困る」という話が流れてきて、具体的な内容不明だし、件のラジオ以降セガがやたらと発達障害という言葉を使いたがるんで、これが本当の話かはよくわからないのですが、実は自分、しばらく前十年以上ぶりでTRPG会に参加しており、その際クトゥルフTRPGでマスター氏に問題プレイだと指摘されたことがあって、自分的にはそれ程でもねーだろと思ってはいるものの、一方で世間的にはどうなのか少々不安になってきたり。具体的には「ニャル様に発砲しようとした(させようとした)」ということなのですが、状況は以下の通り。

・シナリオは某有名推理小説をモチーフにしていて、容疑者十数名の殺人事件というかなりの大仕事。
・クライマックスでニャル様が正体を現し(姿は人のまま)、事件は全て己が画策したものと告白。シャンタク鳥を召喚し逃亡を図る。
・自分のキャラはクトゥルフ神話技能なし。かつシャンタク鳥出現についてのSANチェックは成功。

ここまでの悲劇がこのあやしいアラブ人(外見上)によって引き起こされ、それを嘲笑しながらトンズラここうとしてるのを前にしては、自衛意識溢れるアメリカ人として実力行使に出るのは感情的に当然ではないかというのが自分の判断なのですが、勿論邪悪な神格相手に手をあげるのが設定上お勧めできないのは当然とはいえ、それはあくまで設定上のリスクなので、キャラの行動に整合性があるなら十分処理すべき範疇だと思うんですけどいかがなものか。
基本的に自分はTRPGを「成功判定のあるアドリブ劇」として見てる面が強いので、「ゲームとしてシナリオをクリアしたい」方々とは嗜好が異なるのかもしれませんが、せっかくコンピュータゲームではできない自由度が魅力のテーブルトークなのだから、あまりプレイの方向性を狭めない方が意義はあると思うんですけど、現役世代の方々的にはどうなんでしょうねえ(この辺はTRPG黎明期からありがちな話題かもしれないですけども)。


タイタンフォール2少しづつ進めてたんですが、タイタンに搭乗している間は一般兵に対してほぼ無敵になるため、その分コクピットから降りなければならないステージはかなり不安になるものの、何とか目的を果たしてタイタンの元に戻ろうとしたら、待ってたはずのタイタンがクレーンゲームよろしく巨大マジックハンドに捕えられて、キャーパイロットタスケテーみたいな感じでジタバタとさらわれていき「えええええ!?」みたいな。アンタ仮にもここまで散々IMC兵を蹂躙してきた悪魔の機動兵器ヴァンガード級タイタンのクセに、何で昆虫採集でとっ捕まったクワガタみたいになってんの?などと一所懸命後を追いかけ、何とか奪還に成功したのですが、その後もタイタンにボール扱いされて剛速球でぶん投げられたり、FPSとは思えない謎シチュエーションが続くので、これだから洋ゲーは油断できねえとか思いました。

アニメ版グリッドマンの怪獣はちゃんと人が中に入れるような頭身でデザインされてるのでスゲー楽しみです。

今年の夏はもう十分暑さを味わったよと思ってたんで、この土日はようやく骨休めできた感じなのですが、逆にこう急激に涼しくなると、かえって寝冷えで体調崩しそうと言いますか、何かこう、最近の異常気象ってみんな偏西風絡みだよなあ。

まだまだこれからだと思ってたのに。残念です。

未来のミライ見ました。おもしろかった。妹が生まれて両親の愛情を独占できなくなった荒ぶる4歳児「くんちゃん」が中学生の妹の出現をはじめ、夢とも現実ともつかない様々な出来事を体験して自己を確立していくお話。くんちゃん、自分に正直に漲るバイタリティと、齢4つにして鉄オタの才を開花させたマニアックな素質を併せ持つ稀有な男の子で、何となく「すげー映画監督向きっぽい」とか思わされたりするのですが、そのくんちゃんの前に次々現れる人々は、4歳児相手にこぞって説教かましてくるものの、一応みんなくんちゃんより目下であったり、くんちゃん自身それを吹っ飛ばす暴れっぷりだったりで、あんま通じてないのは「言ってわかるなら言い聞かせたい」親の立場からするといいのか悪いのか。そのご両親は妹のミライちゃんの世話で終始テンパり気味なのですが、考えてみれば建築家のお父さんにとって自分の家は名刺も同然だろうし妥協できなかったのか、そのお宅は大きなお屋敷に挟まれた、高級住宅地における狭小物件的な土地に建てられており、おまけに家屋は一癖も二癖もある創意工夫のカタログ物件と化していて(単に作劇上の都合かもしれない)、独立したての新進建築家としては経済的にかなり無理をして建てたのは想像に難くないというか、そうなると夫婦共働きになるのは必然として、編集者であるお母さんは外に出て働き、フリーであるお父さんが新米主夫として家に残るしかないという、いささか所帯じみた事情を想定できる分その切実さも想像に難くないため、このご夫婦にとってはまさに正念場の時期を迎えていると思われるのですが、その慌ただしい時期に置かれたくんちゃんの心中やいかばかりかと言えば、残念ながらお父さんはくんちゃんの直面する冒険はもとより、自転車の練習にさえ役不足という感じで、くんちゃんには「頼れるもう一人のお父さん」が現れるのですが(戦時中戦闘機のエンジン設計やっててその後バイクの設計に転身ということは、お勤め先はやっぱり川崎重工なのか)、幸い「未来の彼」の口ぶりを見る限り、くんちゃんがお父さんをけして蔑ろにとらえてはいないみたいとわかって安心したものの、逆にあの年頃の子が両親の肩を持つようなことを言わざるをえないというのは、未来で何かとんでもないことがこの一家に起こるんだろうか(離婚で家庭崩壊とか)と一瞬不安も感じたものの、少なくとも未来のミライちゃんのあっけらかんとした様子を見る限り、ひとまず大丈夫そうだとホッといたしました。
自分は都合により劇場に向かうのが大分後になってからだったため、何やら妙に批判的な意見が目についていたのですが、実際見てみるとそこまで批判するほどの要素が見つけられなくて、何となく、若い子的には「ついこの間までこうだった」という負い目を告発されてる気分になんのかなー(自分はいい年なので全然気にならない)などと想像してみるのですが、まあ批評家界隈の方々にはまた色々あるらしいものの、少なくともくんちゃんの振舞が直視できないという方々は、いつか自分が家庭を持った頃に見返すと、また色々見え方が変わるんじゃないのかなあとか独身の分際で思いましたよ。
それはともかく、相変わらず作中の車関係の物持ちがいいというか、別にこのご夫婦が特別クルマにこだわりがあるとも思えないので、もしかしたらどちらかの親からのおさがりを大事に使ってるってことなのかもしれませんが、実は20年位前まで、うちの近所にこのボルボとまったく同じ色で全く同じ型のに乗ってるお宅があり、何やらすげー懐かしかったです。はい。

カメラを止めるな!見ました。おもしろかった。色々書こうと思ったけどこの映画についてネタバレは最大の敵だと思われるので、ぼんやりとだけ。ポスターなどからどういうネタの映画かは一目瞭然なので、そういう目的で見に行ったとしても、最初の3分の1でその目的は十分に果たされてくる(低予算とは言えここまで頑張られたら十分楽しめる)のですが、その後自分的には蛇足と言える展開が始まってしまい、多少ダレながら見ていたものの、その蛇足が予想外の盛り上がりに繋がっていき、最後の3分の1においては声を上げないよう必死に口元を抑えるしかありませんでした。何というか、偏食はもったいないおばけの始まりとでも言うべき新機軸の怪作でしたよ(ちなみに自分もゾンビは斧使うべきじゃないと思いました)。はい。

結局一番リスクを負わされるのはいつもこちらなので、色々釈然としないのですが、少しでも自分の信じる方向に進めればと思いますよ。はい。

08042018
夏の体験学習的な

車検の代車で初めて軽のハイブリッド車に乗ったんですが、あまりの使い勝手の良さに驚き。プリウスみたいに一定距離エンジンで走ったら一定距離モーター走行、というわけではなく、部分的にモーターが手伝う感じらしくて、表示のバッテリー容量もすぐ底をつくんですが、しばらくするとすぐフル充電され、要するにモーターとバッテリーが普通のハイブリッド車に比べてかなり小さいということだと思うんですけど、日常使いでは全然問題ないし、自分が一番不安を感じていた高速道路でもこれなら大丈夫そうというか、たまに遠方ナンバーの軽が走ってるの見て大変そうだとか思ってたんですが、外野が思うより全然快適だったのかもなあと。とは言え将来的に国産全車種EV化するとかいう大号令もかかったらしいですが(調度サイエンスZEROで全固体バッテリーの話とかやってたし)、2050年までまだ時間はあると思うので、内燃機関の方がしっくりくる車種とか、もうしばらくは色んな車に活躍してほしいものですよ。ええ。

さすが後半の主役機ともなると圧倒的な強さでかっこいいんですけど、問題はこの後どの時間枠でこの続きが見られるかですな。

チコちゃんちの(というかスタジオの)後ろに置いてある赤い小型テレビ、よく見たら昔うちにあったのと同じですげー懐かしかったです。

件のマンホール事件、こんな事があるからやはりこの辺を舞台にするのはよろしくないのだと思っていたのですが、捕まってみれば犯人は首都圏の高校生だったんだそうで、結局自分は自分でいつのまにか思い込みに捉われてたわけで、つまりこれこそが所謂「偏見」というか、こういう事にはいつ足を踏み入れてしまうか自分でもわからんので、これを教訓に自分を客観視することを忘れないようにしたいと思った次第であります。

何となく手に取ったオタ男子向け(ってわけでもないんだろうけど)ファッション漫画が意外と面白くて読んでいたら、3巻目にミリジャケの話が出てきて冬場自分がよく着ているのと全く同じやつを主人公が買い込んでて驚き。しかもその後主人公が着合わせた内容も自分とほぼ同じになってて二度びっくりなんですけど、何かこう、普段自分はほとんどそういうの気にせず着てしまっていたので、ファッションの専門家的な人にお墨付きもらうとすげー安心感ですよ。ちなみに自分が過去最もハズしたと後悔した服装は、スーパー7乗りに行った際履いていたホーキングのブーツであります(あれはどう考えてもクルマ乗るのに履く靴ではなかった)。
で、その単行本買おうとしたら、もう一冊買うとツタヤポイント倍になるというので、適当に物色して偶然もう一冊手に取ったんですが(このきっかけが既に漫画やアニメの導入っぽい)、表層的にそっけなく見えても中身は創作に関する夢というか希望というか「だったらなあ」っていうのがいっぱい詰まっててワクワクしましたよ。ていうかみんな才能すごいんですけど(女子ばかりだけどイケメン揃い)、中でも頼りがい溢れる金森さんは、ある意味理想の管理職って気がしますな。



舞台「死と乙女」観ました。以前から舞台というものに興味はあったものの、生まれてこのかた学校主催や地元有志のイベントを除けば、他はスーパー歌舞伎位しか見たことなくて、一体何を観るべきなのかさっぱりだったんですが、朴王路美さんのインタビュー記事読んで「これにしよう」と即決。山路さんも普段自分の見る外ドラや映画でお馴染だし、最初に見るものとしては接点十分っぽいので。しかし公演初日のチケットとったはいいけど、当日はよりにもよって台風が都内に最接近してしまい、宿をとろうにも土曜日の新宿周辺でビジネスホテルに空きなどあるわけもなく、こうなったらバルト9のオールナイトで映画4本ハシゴして夜明かしする覚悟で出かけてきましたよ。

で、それはいいんですけどよくよく話の内容確認したら、軍事独裁政権から民主化された架空の国で、新たに大臣に就任する弁護士が偶然出会った医者に対し、弁護士の妻は独裁時代自分に暴行した男だと主張する事から、真実を巡って疑心暗鬼に陥るミステリーというかホラーというか、要するに自分が一番苦手な(というか疲弊する)タイプのお話らしくて大丈夫かしらと劇場に入ったところ、アングラっぽい気配を漂わせる会場は文字通り地下に設置されており、中に入ると無数の「黒い塊」がぶら下がっていてますます胡散臭い雰囲気に。でも自分的にはむしろこれで舞台美術って面白いなーって感じで急激に興味ひかれる感じになりましたよ。お話自体一貫して狭い空間で展開されるというのもあるんですが、個別には意味をなさないシンプルな記号でイメージの外堀を埋めていく感じというか、その結果黒い塊は「吊られた遺体」にしか見えなくなってくるため(黒いから消し炭にされてるってことなのか)、イメージ的に「独裁政権下で犠牲になった無数の骸に見下ろされながら、いまだ生きながらえる者たちによって繰り広げられる血生臭い茶番」(死んで全てを俯瞰する立場になった人たちがいたとしたら、きっと冷ややかな視線を向けるだろう)という箱庭のような空間を作り上げており、舞台に関わってる人たちにとっては普通のことかもしれないけど、わざわざ説明的にならなくても、こういう空間て表現できるもんなんだなーとえらく感心させられましたよ(あくまで自分の所見なので、作ってらっしゃる方々の意図はまた別かもしれません)。

実際のお芝居は、さすがに皆さんしっかりしたキャリアをお持ちの役者さんなので、その箱庭の中で感情のやり取りをきちんと表現されていて、自分なんかからするともう素直に聞き入るばかりなのですが、話の中心となる朴さんは、ご存知の方も多いんでしょうけどスパンとした立居振舞をされる方なんで、特に「この人は本当に怒ってるんだ」という印象が強力で、それだけに上演後のトークなど感極まってしまうお客さんもいたみたいなのですが、何となくそれ見ていて、役者さんに限らず人の感情に触れる創作に関わるなら、きちんと怒れることって結構大事なのかもしれないなあとか思わされましたよ。や、単に欲得前提の恫喝や脅迫とか、年寄りの老害的な感情の押し付けなら日常的に転がってるでしょうけど、普通に怒り怒られる機会って案外少ないような気がしたんで。

また、前述のインタビューの中で、朴さんは「人から褒められるようなことをありがたがるべきではない」的な発言もされていて(違ってたらすみません)、実は自分は自分で似たようなことをしばしば言われてるらしいのですが、役者さんがこういう風に人に影響する様を生で見ていると、少なくとも役者さんについては、ナマクラだと思われたら命取りになる職業なのかなあと言いますか、何かこう、少なくとも気持ちの上で弛緩してたらとても務まりそうにないし、自分をそういう状態に持っていくのにはきっと少なからず努力も必要なんでしょうから、朴さんのおっしゃることには相応の背景があるのだろうと自分なりに納得しました(それで何か自分のスタンスを変えるわけではないにせよ、時として世の中には色んな立場の人がいるのを知ることも必要なことなのだ)。

…などと昨日今日初めて舞台を観たような人間が(具体的には先週なわけですけど)知った風な口を叩いてるように見えるかもしれませんが、実際初めての舞台観劇はそりゃもう難しかったです。視点があらかじめ用意されてる映像作品と違って、状況が丸ごと全部目の前に置かれてるから、その時自分が何を見るべきなのか判断するのが結構大変で、仕方ないから石橋さん1カメ、山路さん2カメとか脳内で仮想カメラを各役者さんに張り付けて、話の進行に合わせて引いたり寄ったりというのをやってたんですが、段々くたびれてきて単に目が泳いでるだけみたいになってきたため、後半は素直に気の向くまま見てることにしました(最初からそうすればよかった)。公演終了後も、ここまで書いたようなことをアンケートに色々書こうとしたものの、気がついたら席に残ってんのは自分だけになっていて、慌てて書き込んだら、何やら小学生の作文みたいにつらつら書きなぐったような内容になってしまい、渡された方はさぞかし「何だこりゃ」って感じになったんだろうなあと。で、もう他にお客さん誰もいないから急いで出ようと思ったんですけど、特に誘導灯とかあるわけじゃないので出口がわからなくなってしまい、人通りのある方に行こうとしたら、そっちは楽屋口でまだ朴さんが廊下にいらっしゃったため「やっべ、ダメなおっかけみたくなってる」と頭だけ下げてほうほうのていで劇場を後にしましたよ(意識しすぎかもしれないけど、スタッフのお美しい(強調)お姉さま方の視線が多少冷気をはらんでたような)。

表に出ると、幸い台風は都内を逸れ気味で既に通過したらしく、品川に戻ったら東海道新幹線が再開していたため、無事その日のうちに帰宅することができました(もっとも勝手なもので、帰れるとなったらオールナイトに若干後ろ髪引かれる部分もあったのですが)。初めて舞台というものを拝見しましたが、役者さんの息遣いというか、生きてる人の熱を間近で見られるという体験はなかなか新鮮だったので、うちの地元ではあまり機会ないだろうけど、また折を見て面白そうな公演見つけられたらなあ、などと思う次第であります。はい。


それはともかく「鏡の前でアカデミー賞のスピーチの練習一人で何度もしてるシャーリーズ・セロン見てると自分も頑張ろうって気になる」という書き込みが流れてきたんで動画見てみたら、その練習が「えっ私がっ!?……嘘、信じられない。本当に……?」って指名されて驚くところから始まっていて、何というか、役者さんというのは、実際いついかなる瞬間も勝負を求められる職業なのだなあ。


ちなみに当日は昼のうちに「カメラを止めるな!」でも見ていこうと川崎に寄ったら、既に昼の回は満席だったため、夕方までどうしようと思ったんですが、せっかく都心に出てきたことだし、お台場にUCガンダム立像見に行きました。
随分しばらくぶりのゆりかもめに乗車すると、既に雨風は強くなりつつありましたが、それにもかかわらず多くの外国人観光客が乗り合わせており、何度か「この電車お台場行くの?」と訪ねられたんで、他に答えようもないし「イエス!」「オウケイ!」「イグザクトリィ!」とだけ答えてやり過ごしました(ちょっと盛りました)。そのうちお母さんと10歳くらいの男の子の親子が乗ってきて、同じように質問に答えてたら、男の子が「アナタは東京の人?」と聞いてきたので、キミはどこから来たのか聞いてみるとメキシコとのこと。彼らは一つ手前の駅で降りていったのですが、男の子、別れ際に「よい一日を!」と挨拶を送ってよこし、貧困なボギャブラリーしか持たない自分は手を振って返す事しかできなかったんですが、海外の子はこういう時の挨拶もしっかりしてるというか、彼の着てたシャツとかROMカセットの刺さったゲーム機のイラストが描かれたものだったからきっと結構なゲームっ子だったんだろうし、英語慣れしてさえいればきっと色々話せることもあったのにというか、何かこう、急に石川遼選手と同じくスピードでラーニングな教材をご愛用したい衝動に駆られましたよ。
それはそれとしてガンダム立像。

すっかり風雲が急な空模様でしたが、そういう時ロングコートをたなびかせて「…始まったな」とか呟くようなバイタリティを持たない自分は、折りたたみ傘がひっくり返らないように写メるのが精いっぱいだったんですけど、前回のRX-78-2は勿論、今回のユニコーンもさすがの威容で、こりゃレジェンダリーも実写作るわという感じでした。

別に自分は役者さんでも何でもないド素人なので色々わかってない点もあるかとは存じますが、なるべくウソにならない事だけで書いたつもりなんで、ご容赦いただけますと幸いであります(緊張したー)。

07222018
暑くなるとは聞いていたけど

よもやここまでとは想像もしていませんでしたよ。仕上がってきたTernで一応日曜日に40キロ弱走ってみたのですが、いつもなら一気に走り切るところを、半分走ったところでポカリ一本空にするとかして休み休み走ったにも拘らず、帰ったら頭痛やら眩暈やらに襲われてダウンしてしまい、仕方ないのでこの酷暑が一息つくというお盆過ぎまで、自転車に乗るのは断念することに。一方で以前自分が乗ってたロードバイクをあげた近所の男の子は、この炎天下、市街を一周してきたんだそうで、いやはや中学生とは言え、さすが格闘系運動部の体力はハンパないなあと。
ちなみに交換したサドルは非常に具合がよく、もうデリケートな痛みに悩まされる心配はなさそうなのですが、やはりポジション的に通常のロードバイクと完全に同じとはいかないみたいで、いっそまた補助ブレーキレバーでも取り付けようかなあと。や、どんどん重くなるし、そんなのつけるくらいなら最初から普通のバーハンドルの車種にしてエルゴノミックなんちゃら的なグリップでもつければよかったのかもしれないんですけど(その方がコンパクトだろうし)、そこはまあ個人的趣味と言いますか、そういう紆余曲折があってこそ色々な個性が生まれるものと割り切って、今後も「俺専用チャリ」の完成目指して色々手を入れていきたいとか思った次第であります。

もうこれからは夏は飯能、冬は身延でキャンプする番組が定番になればいいと思いましたよ(どっちも縁があるので)。

都合によりここしばらく休みになる度に実家の片づけを延々やってるんですが、その途中でまとまった荷物をリサイクル屋に出しに行ったら、発売から間もないはずのダムゲーがやけにお値打ち価格で並んでたんで、買取分で手を出してみたところ、世間的には色々言われてるみたいですけど、「俺ガンダム」を作れるのは何だかんだと結構楽しかったり(あとヒロインちゃんたちも中々かわいいと思う。……一部を除いて)。

そして現在の状況。

射撃武器をアトミックバズーカにしたから、設定通りの武器ならこれで相手がビグザムだろうがアプサラスだろうがこわくありませんぞ(白兵戦でこんなの使ったら自分も吹っ飛ぶとは思うけど)。


オンリー・ザ・ブレイブ見ました。おもしろかったけど事前にどういう映画なのか全然知らずに見てしまった自分としてはかなり「……ウソでしょ……」という感じで劇場を出るはめに(でもおもしろかった)。広大な森林の広がるアリゾナ州で、実力は十分だけど精鋭とは認められてこなかった森林消防隊に、娘のために人生を立て直したい薬物中毒のダメ男が入隊し、彼らと共に少しづつホットショット(精鋭)として実績を積んでいくものの、そこには未曽有の巨大森林火災が迫っていたという実話。森林火災のプロフェッショナルの前に立ちはだかる最大の障害がやっぱり巨大火災になるのは、映画の段取りとしては当然なのですが、次々巻き起こる山火事の炎は、どれもこれも凶暴な勢いで煤だらけの主人公たちに迫ってくるため、思わせぶりに火災が発生するたびに「これがそうなのか!?」とビビらせてくるので中盤以降すっかり気を抜けなくなる感じでした。その消防隊の面々はいずれ劣らぬタフで陽気なイケメン揃いで、当初はダメ男相手に辛辣な態度をとるものの、彼らは彼らで精鋭と認められたい(それに伴う権限を確保して実力を発揮できるようになりたい)一心で長年努力を積み重ねてきているため、不安要素でしかない人間を警戒するのは仕方ないというか、むしろ彼ら自身それが行き過ぎれば自らをも戒める仁義というか自浄能力を持っている、ある意味理想的なプロ集団なので、大分タイプは違うけど、昔BSでやってたロシアの森林警備隊のドキュメンタリーを思い出しましたよ。それだけに彼らを待ち受ける運命にはかなりツライものがあるのですが、終盤、もはや「元ダメ男」という括りにするべき男となったドーナツに対し向けられるあの視線は中でも本当ツライというか、どれほど技術と経験に磨きをかけようとも、大自然の猛威を前にした人の存在など所詮はちっぽけなものであり、それでも現場に立つ彼らが手にしている武器は結局「勇気だけ」というわけで、個人的に近年見た中で最も名が体を表した映画となった次第であります。はい。

色々うんざりしていたんで何か自暴自棄になる事でもやってみるかと思ったものの、はっきり言って何の気晴らしにもならなかった上、お金ばかりがものすごい勢いで消えていってしまい、やはり自分には全然向かない世界だと実感。職に貴賤はないとも言うし、こういうのにハマっちゃう人もいるんだろうけど(何かしらの儲けでも出れば違うのか)、とりあえず自分は今後一生こういう事にお金を使うことはないと思われ。自分的にはせいぜい2か月おきに宝くじ買ったり、いきなりステーキで400グラムのトップリブ食べたり、4DXで4~5本ハシゴする方がはるかに充実したはずなんで、世間的に大人の男の定義も色々ではあるんでしょうが、まあ、既成概念は常に現在進行形で時代遅れになるものと認識して、自分に必要なものはあくまで自分で決めるのが一番だと思いました。
ていうか実際想像してみると、同じだけの予算あったら朝からマッサージ行って、ジムで一汗かいて、温泉につかって、4DX見て、その後トップリブを平らげたとしてもおつりが返ってくるわけで、それだけでも自分には十分素敵コースだというのに、それをみすみす棒に振ったのかと思うと後悔で腹が立ってくるのですが、アマゾンのプライムデーで氷菓のボックス4割引きで出てるのを見た日には、それ以上に具体的な後悔に襲われましたよ。
ちなみに氷菓の解説本に新作50ページ掲載とか出てたんで読んでみたんですが、クドリャフカの順番の解説で、折木が園芸部の水鉄砲について抱いた所見について、米澤先生曰く「ちょっと銃の事を知ってるけどAKをアーカーと発音するほどのマニアでもない」とのことで、そうすると自分の軍オタ度は折木とほぼ同等と思われるので、何やら急にこの灰色少年に親近感湧いてきましたよ。ええ。

07012018
健康に勝るものなし

実家の用事でここ二日間屋外作業に付き合ってたら、頭痛、吐き気、疲労感と典型的な熱中症状態になってしまい、せっかく仕上がってきた自転車を走らせることも勉強の方も動画を仕上げることもできないままでした。ふがいない。体調崩してダウンすることほど無駄な時間もない(寝ててもぐっすり眠れるわけじゃないし)ので、例年よりさらに暑くなりそうなこの夏は、何はなくとも熱中症対策を第一に考えていく所存であります。はい。

で、その実家の片づけやってたら、海外の童話集的なハードカバー本出てきて、インド編もあったんで「バーフ・バリみたいなのないかしら」と開いてみたところ「ラーマおうじのあくまたいじ」が載ってたんですが、インドでは童話の中にも政治劇が組み込まれていてお国柄を感じる一方、ラーマおうじ、悪魔ハンターとして中ボス級の悪魔たちを討伐しまくってたら神様からどんだけ使っても矢が湧いて出る矢筒を授けられており、何かこう、難関クエストのキャンペーンを制覇したらチートアイテムゲットとか、インドの童話はRPGと親和性高いんだなあと。

某漁港でやってたタコさんの占いは本当スゲエと思いました。しかしベルギー戦について当のタコさんは「既に出荷された」ので代役が占ったという事態に別の意味でスゲエってなりましたよ。はい。

とうとう本当にクトゥルフ学習帳が発売されてしまった旨の記事を読んだのですが、自分的に手を出す誘惑に多少揺らいだ事は揺らいだものの、すでに完売御礼的な内容だったのと、買ったはいいが使いどころに困ることが予想されたため(これ買った人たちで実用目的な人が存在するのかはともかく)、次の機会に考えようとか思ったんですが、こういうの個人で作れるサービスあったら何か作りたいなあと考えてるうちに、ふと、新刊間に合わなくなった同人作家さんとかこういう「○○学習帳」的なテンプレート作っておくと、いざという時、表紙絵だけそのテンプレートかぶせて印刷すれば、本文全部白紙でも言い訳立ちますぞ、とか思いついたんですけど、この世にそのような志の低い同人作家さんは一人もいないと思われるので、これこそ実用性のない発想であり、色々残念な気分に陥った次第であります。はい。

なるほど。首切り王のMSともなればやはり首なし騎士なのかー。それはともかくTF2はできるだけ進めるつもりですけども、どうしても海外製ガンシュー馴染めなかったら、ガンダムオンライン2でもいいような気がしてきましたよ。


デッドプール2見ました。冒頭から色々あって人生に絶望したデップー先生が、色々やってみた結果色々事態をこじらせ、色々収集つかなくなりながらも、謎の感動エンディングに着地する驚異の精密デタラメファミリー映画(R指定)。おもしろかった。何となくゴジラで自宅の近所や自分の勤め先が破壊されると大喜びする人がいるように、デップー先生にディスられることを喜ぶ人たちが出てきたのか、スタッフは勿論、協力会社やら同じマーブルの本家ヒーローに対しても矛先を向けまくる遠慮のなさは相変わらずで、作中でイジられていないキャラは2、3人しかいないのですが、あれだけ口汚く罵っても後を曳かないのがデップー先生の人徳ということなんだろうか(つい忘れがちだけど、デップー先生はあれで結構な苦労人なのだった)。前作とか予算がないことを頻繁にネタにしていたものの、自分的にはそれほど感じなかったので何が不満だったんだろうと思ったら、要するに予算の数字は登場するミュータントの頭数に直結ということらしく、その分今回は自分が昔読んだ「マーベルヒーローちょう百科」的なものにしか出てこないようなマイナーキャラを含め(少なくとも邦訳版は出てないんじゃないかなあと)、新キャラの大盤振る舞いなのですが、その大盤振る舞いの無駄遣いっぷりは、おそらくマーベルヒーロー映画中最高峰と思われ、吹替版で見たので配役的にも明らかに活躍しそうなキャラが無駄に消費されていく様は、ウケるというより「ええ……」と言葉を失う感じでした(褒め言葉)。その一方日本人でもカプコンの初代格ゲーX-MENをプレイした人なら誰でも知ってるような強キャラがほぼラスボスに近いポジションで登場するのに(最初のシリーズ3作目での扱いに比べたら雲泥の差だと思う)、ネタバレ防止を優先させてその辺全くPRしなかった潔さはカッコいいんですけど、その倒され方の最低ぶりもまたマーベルヒーロー映画中最高峰と思われるため、やっぱり「ええ……」と言葉を失う感じでしたよ。
とは言え、最低といえばデップー先生自身も最初から最後まで相当な最低ぶりを披露しており、第四の壁と呼ばれるメタ構造発言もあって、最終的にそれがデップー先生の話かライアン・レイノルズの話かの境界線も曖昧になってくるため、結果スクリーンを通して映画とブラックジョークの飛ばしあいでもやってるような気分になってくるというか、何かこう、色々くたびれた大人の人がたまには中坊の下ネタトーク的な話で盛り上がりたくなった時に見るのにうってつけの映画なんじゃないのかなあとか思った次第であります(こんなまとめ方でいいんだろうか)。
追伸:読み返したら今一デップー先生へのリスペクトが足りない気がしたんで念のため書き足しますと、映画は超々おもしろかったです。はい。


ニンジャバットマン見ました。おもしろかった。スーパーヴィランの一人ゴリラグロット(なじみないと思ったらフラッシュの敵キャラだった)の陰謀により、ジョーカーら他のヴィランと共に日本の戦国時代に飛ばされたバットマンが、ハイテク装備の恩恵を失った中、今度は忍者として、当時の戦国武将になり替わったヴィランたちに立ち向かう初の完全日本製バットマン映画。昔CS放送されてたバットマンのアニメシリーズのクレジットでは、よく日本人クリエイターの名前が流れていたので、あんま日本ブランド初ってイメージはなかったんですが、ジョジョアニメ第3部までのOPを担当した命懸けライトウェーバー集団神風動画により、全編あのOPのノリそのままの絵で映画が見られるとあって、正味90分弱、きわめて日本的なケレンみによる圧力の連続でした(ていうか場面によって全然別の表現になったりするんで、どんだけ引き出しあるのって感じだった)。や、当初バットマンの使う物をはじめ、ガジェット関係はおよそ日本アニメでやってるありとあらゆるネタが放り込まれているため、ある意味神風動画を売り出すためのカタログ映画的な側面もあるように思えるのですが、その分ギザギザに見えるほど彫の深い顔にデザインされたジョーカーの表情がくるくる変化する様子や、効果線をはじめ、手を変え品を変えた表現手段で圧を突き付けてくる感じとか、色々かっこよくて「ふおおおお」ってなってましたよ。お話的には近年の映画展開されてるバットマンとは少しだけトーンが異なり、さながらドラゴンボール本編に対する東映まんが祭りの番外編的な雰囲気(実際友情→努力→勝利という王道少年漫画展開に収束する)なのですが、中でもジョーカーのどう見ても胡散臭い戯言にいちいち騙されるバットマンの様子とか、これどっかで見たことあるなあと思ったら、どうも今回は昔やってた変なタイツのドラマ版をフィーチャーしてるという事らしくて、自分は今までこのドラマ版ほとんど見たことないと思っていたのですが、このヤキモキする感じに結構覚えがあることからして、実は意外と見ていたのかもしれないなあと。
最近の映画版とはかなり雰囲気違うので中には首を傾げる人もいるのかもしれませんが、自分的には基本作り手が変わったら別の味が出て然るべきと考える方なんで、その点今回はかなり面白い変化球だったと思うのですが、ネタがバットマンなら大抵のものは入り込めてしまうというのは有名キャラ最大の利点だと思うので、今後も日本アニメ風に限らず、様々なテイストのバリエーションが見られるといいなあ(それはともかくベインはちゃんとゴッサムに帰れたんだろうか)。


そんな中仕事で急にキャラアニメ作らなくてはならなくなり、呪いの言葉を吐きながら作業したんですが(でも今回はちゃんと活かせなかったけどジェノマがすごく省力化に貢献しそうなことはわかった)、その作業中、職場のオバサン連中だの錯乱ジジイだのが何かにつけて周りで邪魔してくるんで、遊んでるようにでも見えるのかと思ったら、どうも作ってたキャラが職場にいる女の子に似てたので、彼女に近付けないよう悪口言いふらしてけん制してたってことらしくて、最終的にぎりぎり間に合ったからいいようなものの、いかにもムラ社会らしい無責任なイカレ具合に「さっさと滅びねえかなコイツら」とか思わざるをえませんでしたよ(あのな。これ仕事。シ! ゴ! ト! そういうものはお前らなんぞと接点のないところで、もっと心をこめて作るんだよ!バカ!)。
資格取得の妨害にせよ、プライベートでの活動の妨害にせよ、妬み嫉みだらけのこういう職場って、目的持ってる人間にとっては最悪な環境なんで、時間がたつほど不利になる自分の機会は勿論、執拗な妨害もありますが、必ずここから抜け出せるよう、今後もあらゆる手段を講じていく所存であります。はい。

06232018
イベント感皆無

基本的に自分が生で観戦すると「ほぼ確実に負け試合になる」というジンクスがあるため、大事な試合は極力生放送では観戦しない方針なんですが、午後九時のキックオフという絶好の時間帯にも拘らずそれを諦めてタイタンフォール2やってたら、実際歴史的大金星をあげた旨の速報が飛び込んできてさらに信ぴょう性増してしまったので、今後も大会期間中、大事な試合は録画に徹することで自分なりの応援としたいところであります。はい。

そのタイタンフォール2ですが、以前はあれほど敬遠していたガンシューもMGSやるようになってから少しづつ慣れてきたので、そろそろ本格的なやつをやってみようかとバトルフィールド1とタイタンフォール2のいずれかに挑戦することにしたのですが、PSストアのセールで双方合わせても中古1本分のお値段という絶妙なタイミングに出くわしたため、遠慮なく双方まとめ買いしました。とりあえずBF1からやってみたものの、初心者に配慮されてるのはTF2のようなのでこちらから進めることにしたんですが、いざ始めてみると、自分がこれまでガンシュー向かなかった理由として殺し合いゲーへのアレルギーもさることながら、「方向キー左右を逆入力しないと気がすまない」ことが最大の障壁であると思い知らされましたよ。おそらく90年代の移植版アーケードゲームに親しんだ人なら結構そういう人いるんじゃないかと思うんですが、検索かけたらネットでもその辺一部で話題になってたらしく、現役世代からは「いい加減慣れろ」と一蹴されていてギャフンというか、その点モンハンは勿論、ムズイと評判だったはずのダクソでさえ対応していたのだから、何だかんだ言っても、和ゲーは全般的に親切なんだよなあと。
ちなみにTF2は撃ちあい自体は勿論壁走りが楽しいので、いっそこちら主体のパルクールもの出してほしいとか思いましたよ(もうあるのかもですけど)。ええ。

正直読まれると思ってなかったんでちょっとびっくりなんですが、もめるのは勿論、知らないところで人様にご迷惑をかけるのは避けたいので、もう投稿とかすることはないつもりなんですけど、それにしてもこちらをはじめよく聞くラジオは結構あるんで(番組名は控えます)今後もリスナーとして楽しみに、そしてアレな気配を感じたら即行チャンネルチェンジなどして、上手に付き合っていく所存であります。
ていうか後半は割愛される前提で書いていたので、そこまで読まれると思ってなかったから二度びっくりなんですが、そこはさすがのガチオタセメント番組だなと。ええ。

長らく停止している動画の続きは今月中にはアップしたかったんですが、色々問題あって、結局もうしばらくかかると思います。


犬ヶ島見ました。ウニ県メガ崎市という何やら美味しそうな名前の架空の日本の街を舞台に、街から犬を根絶しようとする市長の陰謀に対し、市長の甥にあたる少年と、一匹狼を気取る(犬だけど)野良犬が立ち向かうストップモーションアニメ。昨年見たクボとはまた異なる方向性で作りこまれた怪作で、一体どう説明したらいいのか困るけどおもしろかった。筋立て自体は王道展開なのですが、特徴的なのは作中で描かれる独特の日本文化の雰囲気で、ストップモーションものとは言いつつカットによってはアナクロな雰囲気の手書き風アニメも使われており、何と言いますか、結果的にまるでコミックゼロに載ってた頃の藤原カムイ漫画みたいな雰囲気に(違うかなあ)。一体全体なんでこういう作風で作ろうと思ったのか困惑(日本人スタッフもいたみたい)なんですけど、普通海外の人が外国の文化を強調しようとする時って、大抵国民の見た目とか歴史とか挨拶の仕方とか押さえて「その国の事ちゃんと勉強してますよ」ってやるもんだと思うんですけど、この映画の場合、その辺すっ飛ばして、ちゃぶ台とかラーメン屋とかスケ番少女とか(なお彼女は留学生なので元からパツキンです)、昭和30~50年代の日本映画で描かれてるような庶民の風俗再現するところから入ってる感じなので、何となく作ってる方々、そういう往年の日本映画マニアでもいるのかなあとか思わされましたよ。実際、忠臣や居合わせた人たちが涙ぐんだり、散々悪さしてた人が情にほだされて急にいい人になったり、あるいはずっとケンカしてたのに自分の血縁者だと分かった途端仲良くなる感じにしても、考えたら里見八犬伝からして敵対してたのに実は親戚だとわかって急に仲間になる展開よくあるから、その辺は脈々と受け継がれた独特の日本文化のような気もするので、そういう意味ではこの映画、日本をネタにしてるというより、日本映画独特のノリをパロディにして遊びたおした趣味の結晶って感じで、個人的にかなり好感持った次第であります。
それはともかく日本映画で描かれる日本人像って大抵首都圏の感覚に準じてると思うんですけど(というほど自分も邦画見てるわけじゃないけど)、多分関西圏とか地方に行ったら全然違う風俗に出くわすと思うので、こんな映画作っちゃうような海外の方々には、ぜひ一度日本のマイナーな地方都市とかに数年ホームステイとかして「こんなハズじゃなかった!」とか嘆き楽しんでいただきたいとか思った次第であります(とりあえずうちの近所でもその辺はかなり自信がある)。ええ。

ゲティ家の身代金見ました。1970年代初頭、石油で大成功し資産一兆円越えという当時世界一の大富豪ゲティの孫が誘拐され、身代金50億円を要求されたものの、当のゲティが支払いを拒否したことから、一般人である母親と元CIAスパイの交渉人が、犯人からは人質の解放を、義理の父からは身代金の支払いを求めて奔走する実話原作もの。半世紀近く前のイタリアは、マフィア社会やらパパラッチやらどれが本物かわからないほど届く脅迫状やらカオスそのものでしたよ。ゲティ爺さん、見る前はそんな人になるにはきっと何か事情があるんだろうと思ってたんですが、実際は見事に直球な守銭奴で、最初は普通のビジネスマン見る目で見てたんで交渉ごとの実績あるから尊大な発言ももっともだとつい雰囲気に流されていたんですが、その内、実はそういう生き方しかできないだけなのではと訝しめてきて、しまいには「いやそこは単に孫がかわいいでいいでしょ」という場面にまで交渉を持ち込んで結果事態をさらに深刻化させてしまったため、つまりこの人は一種のパラノイアか何かじゃないのかなあと。そういう意味ではお金以外にも肩書や学歴や名誉など、一つ事に固執して世の中を見てる人たちというのは割といるから、程度の差はあれ必ずしもこの人だけが特殊ではないような。最終的にそのゲティ爺さんもスタンスを変えざるをえなくなるのですが、その結果は何ともあっけないもので、何と言いますか、例えると濁った水の中で泳ぎ続けてしまった淡水魚のような人が、急にきれいな水に移ろうとすると、それが正しいことでも、むしろ夢から揺り戻すようなショックを受けるはめになるんじゃないかしらという感じで、この映画がどの程度実話に沿っているのかは知らないんですけど、実際もこんな感じだったなら、こういう常軌を逸した成功をものにする人たちというのは、結局いつも何らかの代償を支払ってるものなのかもしれないなあと。
それはともかくこの映画、イタフラ車好きの人にとっては中々楽しい映画で、チンクなんかはもう当然として、美人ぞろいのコールガールのお姉さん方は2CVの上でポーズをとり、ゲティの孫はタイプ2で誘拐され、ベスパのパパラッチに追われ、交渉人氏はDSで駆けずり回るという、時代的には当然でも、記録映画ではないからそういう映像を作るにはそれだけ多くの可動車を集める必要があったわけで、出物を求める好き者も多い車両が大挙して見られるのは、それだけでも劇場に出かけた甲斐があったという感じでした。はい。

OVER DRIVE見ました。兄はメカニック弟はレーサー(何か大胸筋に圧倒された。そりゃイェーガーのパイロットも務まりますな)という兄弟が衝突しながら架空の国際ラリーを走り、ワールドラリーチャンピオンシップ出場を目指すレース映画。ネタ的に見ようと思ってはいたものの、事前に読んだあらすじの「弟が無茶な運転するんで兄貴と衝突」というくだりを読み、そもそもラリードライバーなんて頭のおかしい人しかいないのではと首をひねっていたため、正直あまり期待していなかったんですが、実際見てみたら予想よりはるかにおもしろかった。特にかっこよかったのがカメラワークで、派手に土砂が飛び散るグラベルは勿論、ターマック(舗装路)で疾走するヤリス(日本名ヴィッツ)を地を這うように追いかけてくところ(勿論CGも多いけど)とか、何かと言えば視点が車に合わせてスライドして流れてったり、何かもうドローン撮影の威力をまざまざと見せつけられた感じでしたよ。多分MFゴーストの中継映像なんかこんなのばっかになるんだろうから、そりゃ日本でだってモータースポーツ人気出てもおかしくない。お話自体は極端に昭和からのテンプレ展開なんで、企画としてトヨタのWRC復帰と合わせてラリー競技を世間に浸透させるために、ストーリー自体は鉄板を徹底して作られたのかと思ったんですが、どうもパンフの解説ではそれ以前からやってた企画なんだそうで、それでここまで雰囲気ひねり出したんだから大したもんだよなあと。使われてる車両も主人公チームはヤリス、ライバルはDS3、他にもフィエスタ(一応ミニも。あとヒュンダイのクルマはよく知らないけどいたのかも)と昨年WRCを実際に闘ってたクルマを揃えているので、かっこいい車といえばぶどう棚の広がる山道を土煙上げてかっとんでくプジョー205というのが頭に刷り込まれてる自分としては、軽量コンパクトなホットハッチ大活躍で大喜びでした(クルマの出力と排気量と値段しか興味のない人にはあんま理解されないけど)。海外ステージなど実際に現地を走行したシーンばかりではないから合成で作られたシーンも多いのですが、その分国内戦で「いやそこレースさせちゃダメな場所でしょ!絶対許可おりないでしょ!」というむしろギャグのような場面もあって色々楽しいものの、やたらバブリーなレース業界とか肩に大型コンポ担いでノリノリで観戦してる昔のニューヨーカーみたいなギャラリーとか、実際こんな人たちが出てくるぐらいになれば人気は本物だろうという感じで、国内のモータースポーツ振興に色々夢を感じさせる映画でした(自分的にはとりあえず作中名「富士ハイランドマスターカップ」実現してほしいです)。ええ。


3年前の合格基準点自体が異常だった年に始まり、ここ2年は到底まともに勉強できる環境ではなかったんで(随分セガからこちらの個人情報の供給受けてたし、あの嫉妬男も結局はセガの差し金だったのかもなあ)、今年はもう完全に捨ててる状態ではあるのですが、既に次回を前提にするなら準備は早い方がいいというわけで、ここから先2か月間だけは、また勉強モードに入っておく所存であります。はい。

06122018
結局長くなる

一応いくつか面接受けてはみるものの、面接中に先方が明らかにこちらの伝えていない個人情報をぽろっともらしたりして、要するに応募するとこちらが承諾していない別口の資料が送られてるらしくて「またかよ」って感じなんですが(ゲーム会社でも何でもない業種だったんで特に)、こういう風に自分の進路を人為的に操作されるのって、何年経とうとすげー腹立たしいですわこんちくしょう。

多分一人1~4ページぐらいでイラスト中心みたいな一冊40ページぐらいの薄い本なんだろうと思いつつ、一応応募しておいたらすごい厚いの届いて驚いた。

本編にそこまでジムに因縁残すような話あったっけと思ってたら、そういう略だったのか。それはともかく作業しながらオーディオコメンタリーの方も聞いてみたら(監督が監督役の声優さんでも雇ってんのかという位イケボで驚愕)、声優さんが将来こんなシステムなら実現できる的な話を始めて、それがまた新シリーズのシステムをほぼ完璧に言い当ててしまっており、遠回しな新番組の前フリならいいけど、本当に当てられてたのなら事情を知ってる担当者の人はさぞかしばつ悪かっただろうなあと。

今さらなんですけど、ずっと撮りためたままになってたバハムートの最後6話ようやく見てすげーおもしろかった。ていうかアクションとか合戦のシーンもすごかったけど、何度も出てくるダンスのシーンとかやたら手が込んでてすばらしかったです。キャラの誰もかれもが都合よく生き返ったりはしなかったけど、着地点も色々納得できる形に落ち着いて満足。また新シリーズ作られるかは、アプリの売上次第なんでしょうけど、意地でもスマホ使う気のない自分としては(選択肢がスマホしかなくなるなら携帯自体捨てる)あまり貢献する機会がないので、そのうちコンシューマーで何か展開されることがあったら、その時にでも参加させていただこうと思いますよ。ええ。

今回の新シリーズに合わせて行われてきた再放送で初めて見たんですが、このシリーズが実はガチの巨大ロボットものだったとかつい最近まで全然知りませんでしたよ。一体なんでそんな勘違いをしていたのかと思ったら、実際ロボが全然出てこないシリーズもあったらしくて、随分歴史を重ねたシリーズだったんだなあと。今回ロボのCGとか非常にカッコいいんで、色々参考にしつつ拝見する所存であります。

ギャース!地元の事だからどうせシーズン7放映するのは9月からだろうと思ってたら、今回は普通に放映してたのをついさっき気が付いて驚愕。もうシーズン半分終わった後で大ショックでした。仕方がないので今後のBS放送に望みを繋ぎたいところであります(孤独のグルメの話です)。

八軒は随分とマニア受けする車(偏見)に轢かれたなと思ったら、なぜかサンデー全体でカングー推しみたくなってて困惑しました。

やっぱ放送始まると色々サービスシーン投入するものなんだろうかと思いつつ読んでたんですが、今回新登場のお姉さん、正体は前巻から伏線貼られていた人ではないかと踏んでるんですけど、何かもうこの後悲惨なオチしか想像できなくて今からガタブルですよ(色々リアルすぎるというか)。

二階堂ってサイレントヒル出身だったのか(そりゃ辛かろう)。


もう大分前になるのですが、十年以上乗ったロードバイクを近所に越してきた子に譲り、自分はTernのフォールディングに乗り換えました。これで道中行き倒れようが、酒かっくらって前後不覚になろうが(酒飲まんけど)、電車やバス使って帰ってこれますぞ。都市部にいた頃はモールトンなんかにも興味ありましたが、車に乗るようになった現在ではやはり使い勝手重視の方向で、ただし当面一台でツーリングもこなしたいので一応スポーツグレードを探してたら、ちょうど年度替わりで型落ちになったところだったため四割引きで入手できてラッキーでした。メーカーによればターン(アジサシ)は、年間7万キロ飛行する小鳥とのことで、サイクリングは体を張った旅行とみなしている自分にはまさにぴったりなブランド名なのですが(しばらく前に問題起こしてたみたいだけど)、実は以前、黄/黒ブルホーンのモデルに食指を伸ばしてたら福島行く事になってそのまま有耶無耶になったことがあり、今回その代わりになったかなと思ったら、説明書はその黄/黒ブルホーンと同じものが入っていて、どうやら色やハンドルは変わったけどそのモデル直系の後継車種だったらしく、 図らずも当時の雪辱を晴らす形になりましたよ。
問題はロードバイクに比べて一体どれくらい走ってくれるかということなのですが、下りで時速40キロ超えるような速度では急激に不安定になって怖いものの(慣れれば何とかなりそうではある)、漕ぎ出し軽いし、平地をせいぜい時速2~30キロ程度で走ってる自分には何の不都合もありませんでした。後は長距離にどこまで耐えられるかなのですが、36キロ、50キロと少しづつ距離を伸ばし、先日ついに件の本栖道を通って初の走行距離100キロ越えに挑戦することに。

といっても以前とは逆方向に向かうので、某女子高生ちゃんたちのような健脚は全く必要なくて、普通に朝霧高原を登って本栖湖を横目に(そして公衆トイレの前で記念写真を撮ってる皆さんも横目に)、地獄の坂道を天国の気分であっさり滑り降りました(でもヘアピン多いから調子に乗るとちょっと危ない)。例によって下部温泉前の定食屋(うまい)で昼ご飯を食べる頃には予定の半分以上を走り終えた上、今回は通りの激しい52号ではなく、富士川手前の旧道を使うことにしていたので、大幅なショートカットが期待できますぞと極めて楽観的に考えていたら、こちらはこちらで中々にアップダウンが厳しく、乗り慣れたロードならともかくまだまだ不慣れな自転車で走るにはいささかキツイ道のりに。
そんな折、このルートだと身延駅の前を通過することに気づき、ならばちょうどいいから例の饅頭屋さんで身延まんじゅうでも食べていこうと立ち寄ったところ、何とまあ直前の再放送ではまさにこのお店でまんじゅう食べる回だったもんだから、前回以上に大繁盛してる状況に(アニメ全然見てないであろう年配のお客さん方が怪訝な顔で出てくるのが印象的でした)。とは言え、疲れた体にやさしい餡子のお饅頭は実に染み渡る感じで(しかも一個85円ですよ)、放送でキャラの皆さんが腰を下ろしたと思しきベンチでようやくひとごこちつく感じに。…と思ったら、やはりというか大砲のようなレンズの一眼レフを携えたそのスジの皆さんが大挙して駅から現れ、ここを撮影したいオーラを濃厚に漂わせていたため、やむなく早々に休憩を切り上げました(関係ありませんけど、今月のBEPAL付録がスキレットで、番組で手入れの仕方とかやってた事もあって、思わず数年ぶりに手を出しそうになりましたよ)。
その後も激しいアップダウンが続き、何度も休憩を挟みつつ、結局数字の上では走行距離90キロ強の道のりを夕方6時近くになってようやく走り切りました。お疲れ。やはりロードバイクの時とは比べ物にならないくらい消耗が激しいのだろうかと、その日はこれまでにないほど疲労困憊したのですが、考えてみたら前の自転車も乗り始めてしばらくは自分好みにあれこれパーツ交換してようやく乗り回せるようになったのを思い出し、今度のバイクも少しづつ自分に合わせてイジっていけば、多少は楽になんのかなあと。とりあえずお尻と尿道にやさしい中抜きやわらかサドルへの交換と、バーテープの中にパッド仕込むところから始めていきたいと思った次第であります。はい。

…などと言いつつその後しばらく休日に毎回50キロほど走っていたところ、何と言いますか、その、男性特有のいささか説明しづらいデリケートな部分に鈍痛が走るように。気になって検索かけたら、安田大サーカスの人とか自転車乗りすぎて同じような症状になり、とうとう切除するところまでいったとか書いてあってヒィィィィみたいな。またこういう時に限って保険証使えないもんだから、「恐ろしく進行が速い」とか書いてあるのに検査にもいけない状況になってしまい、生きた心地がしませんでしたよ。とりあえず自宅の部屋着をカーゴとかスキニーの股上の広めな奴にして、できるだけゆったりさせてたらどうにか治まってきた気がするので、重い症状ではなかったようですが(でも一応検査には行きたい)、自転車を今後どういじるにせよ、まずは上記パーツの交換が急務なことだけは十分に理解しました。人によってはクッション厚めなサドルはデザイン的に敬遠したり、レース目的で自転車乗るような人だとサドルで問題起こすのは乗り方できてないからだとバカにされたりするらしいんですけど、いやもう自分的には何と言われようが「健康第一」なので、その辺ブレることなく乗り心地重視の快適俺仕様を目指し、健康的な自転車生活を楽しんでいく所存であります。
なお、ネットによるとこの症状、「女性でも起こる」らしいので、女性の皆様もくれぐれもお気を付けください。や、一体どういう風にこんな症状になるのかは全く想像もつきませんけども。はい。


リメンバーミー見ました。日本で言えばお盆に当たるメキシコの死者の日をモチーフに、歌手を夢見る少年が迷い込んだ死者の国からの帰還と、その過程で自分の家族にまつわる絆を取り戻していく冒険物語。何かもう本編3分の1を過ぎたあたりから涙が止まらないという恐るべき感動巨編でした。おもしろかった。主人公君のお宅、何故か音楽全般御法度という靴職人一家で、禁則事項を頑迷に守るためにせっかく子供(主人公)が一所懸命手作りしたギターを壊してしまったりするんで最初は「大家族って面倒くせえなあ」などと思わされる一方、死者の国に迷いこんだ主人公君をご先祖様たちが大歓迎して助けてくれる辺りでは「大家族もいいかも」などとも思ってみたものの、その後主人公君があくまで音楽やりたいとなった途端、逃げ出した主人公君に対し一家総出で大捜索網を敷いてくるに至っては「やっぱ大家族こわい」とか思わされる事になり、大家族のいい面も悪い面も満遍なく描かれるまさしくファミリー(な)映画という感じでした(物事は大抵多面的なんでしょうけども)。ネタがネタだけに、主要キャラの半分以上はガイコツで、陰謀による殺人事件もあったりと、あらすじだけ見るととてもディズニーとは思えない内容ですが、そのガイコツたちは実に表情豊かで愛らしく描かれており、そもそも登場人物の大半が既に死んでるとあって、なるほどこれなら殺人事件もセーフなのかという、通常このレーベルでは考えられないプロットの塊のようなのですが、勿論ディズニー作品である以上、笑ってしまうほど完璧なハッピ-エンドが用意されていて、最終的に主人公君は晴れて歌手になる夢に向けて踏み出すことができるのですが、一方で主人公君が拒絶した靴職人の仕事の様子も実に丁寧に描写されており、彼が選ばなかったといっても靴職人という仕事自体は魅力あふれる立派な職業なのだとちゃんと伝えられてるところもさすがという感じでした(実際、歌も歌わなければ楽器もひけない自分にしたら、断然靴職人の方を目指すと思う)。
他にも切り絵細工のアニメーションや現実世界よりも楽しくきらびやかな死者の国の様子など、多くの才能によって構築された世界観のすばらしさは相変わらずで、自分は普段あまりメキシコの文化に触れる機会とかないんですが、全編に漲るおめでたい雰囲気に少しでもあやかれるよう、いずれ機会があったらアレプリヘの一つも手に入れて招き猫の横にでも並べておきたいものだなあとか思った次第であります。はい。

アヴェンジャーズ/インフィニティ・ウォー見ました。ゲームや邦訳コミックではすでにおなじみの大物サノスがいよいよ登場とあって、これまで以上にスーパーヒーロー総出演の超お祭り映画でした。おもしろかった。最近はもう次々と展開されるマーベル作品を追いかけきれず(ブラックパンサーを上映期間中に行けなかったのはマジ痛恨)、ガーディアンズオブギャラクシーもWOWOW放送の録画をいまだに見られてない有様なので、ロケットとかは雰囲気的に何となく立ち位置想像できるものの、スターロードはかっこつけのなんちゃってヒーローなのかと思ったら普通に強くてびっくりですよ。単体映画ではそれぞれ超人である人たちも、超人しかいない状況では団体競技のオールスター戦のノリになるため、彼らの活躍はさながらスポーツ中継扱いなのですが(そういえばマーヴルズに「それは素晴らしいオペラであり地上最大のショーだった」とかのセリフあったな)、そういう風に見てるとそれぞれのキャラがそれぞれの立ち位置でみんな必ず何かひと仕事こなしていてフィクションなのに「プロや」とか思わされたり。サノスの人生観とか使命感とかまあそりゃそうなんでしょうけどーみたいな感じでつい真に受けてしまいそうにもなるのですが、ガモーラについて涙したといっても、他の子供への扱いがあれでは、本当に愛なのか、お気に入りの子に依存してるだけなのかわからんというか、いずれにせよそんなざっくりした方法で問題かたづけられてたらかなわないというか、現実の世間を見回しても、こういう人の尊厳を数字でしか認識できなくなってる(認知の効率化というか認知の怠慢化というか)為政者的な言い分安易に受け入れるわけにはいかないよなあとか思うのですが、残念ながら今回の映画ではサノスのパワーに今一つ及ばなかった感じで、アンソロジーものの邦訳コミックなんかだと4話に1話くらいこういうネタ挟まれてくるんで、映画でもこういう展開やっちゃうのかーという感じなのですが、良くも悪くも今回アヴェンジャーズ側生え抜き主要メンバーで万全だったのは社長位なものだと思うので、次回はぜひともベストコンディションでマーベル史上最強のヴィランとの決着をつけていただきたいものですよ。
ていうか、そんな事よりマーク50羽が生えたりシールドやらビームライフルやら作ったり、ハルクバスターをハルク自身が操縦していたりとロボアニメオタの厨2心を掴みまくる要素満載で、それだけでも滾ること間違いなしというか、正直オタ的にその辺のカッコよさの前には細かい御託などどうでもよくなってはくるんですけども。ええ。

レディプレイヤー1見ました。デロリアンに金田バイクにアイアンジャイアントと事前のプロモーションであれだけ撒き餌ばらまかれたら見ないわけにはいかなかったわけですけど、実際見てみると期待を二重三重に上回る超々お祭り映画でした。おもしろかった。近未来、現実に絶望した庶民の皆様は、日がな一日頭にHMD括りつけてVRゲーム三昧が当たり前という世界なのですが、ゲームなのにわざわざ足元にベルトコンベア敷いてまで自分の肉体で汗をかいて動こうとする辺りが欧米ゲームマニアのストイックさなんだろうか。何かこういう世界見てると、ゲームシステムそのものより貧困にさいなまれて仮想空間にしか居場所がなくなる状況の方がよっぽどリアリティあると言いますか、そのうちベーシックインカムが本当に導入されて、全く働かずに最低限の年金生活だけで一生を終えるような時代が来ると、ある日突然「アンタ自分の食い扶持まるで稼いでないんだから今日から人権なしね」とか言われて最前線送りにされたりDARPAか何かの人体実験に連れ去られたりする状況とか想像してゾッとするわけですが、それはともかく映画そのものは仮想空間オアシスにおける大冒険を80年代のポップカルチャー中心に思う存分楽しく描いており、ドンピシャ世代の自分辺りからするとネタ追いかけてるだけで時間がすっ飛んでく感じに。冒頭のレースシーンとか主人公達の愛車はもちろん、後で仲間になる忍者君(侍君?)の黄色いトランザムなんて(これも元ネタあるんだろうか)トランザム7000でブルーサンダーで、カマロやコルベットも含めて個人的にアメ車はこの時代のデザインが一番カッコいいと思ってるからかなり嬉しいんですけど、他にもいきなりシャイニングがマニアックな裏事情と共に大きくネタにされたり(さすがにジャック・ニコルソンまでは出なかった)、ジャイアントにしても原作では基本的に優しいので兵器としての本性を現した時を含めてさえ殴る蹴るの格闘戦はこの映画で初めて見られるネタだし、どうせ十秒かそこらしか出ないだろうと思ってたガンダムがメカゴジラを相手に大活躍だったり「どんだけ詰め込むの」という、とても一噛みでは飲み下せないマニアっ気の塊のような映画でした。満足。
実は以前、ハヤカワ青背の原作小説買おうとしたことあるんですけど、ネット見てたらそちらでは主人公の足として、東映版スパイダーマンの巨大ロボレオパルドンが出てくるらしくて、スパイダーバースでレオパルドン取り上げられたのはこの小説の功績だったんだろうかと思うと(果たして新作映画には登場するものか)、映画見た後読んでもまだまだネタはありそうだという感じで、むしろ映画の後に小説版読める幸運を喜べそうなので色々期待したいと思います。はい。

色々面倒くさくなって、当分何も書く気しないとか思ってたんですが、トトロ監督が賞とった関係だろうけど、往年のタイトルCSで結構やってて、パンズラビリンスからクロノス見た流れで、レディープレイヤー1の事もあって急に80年代作品見始めたんですが、その内クライトン先生監督の未来警察見たら、主演がトム・セレックで「マグナムじゃん!」とかスゲー懐かしかったです。一応世間的にはまだネット社会が表面化していないご時世に作られたタイトルなので、結構アナクロなハイテクギミック満載なんですが(なのでロボットのハッキングするのに一々CPUを取り換えてまわるという怠け者には務まらないマメなロボット犯罪がテーマ)、一方でフローター(ドローン)の描写が完全に正しかったりするのはさすがといいますか、何かピースウォーカーで70年代設定なのにドローンやら巨大ロボやら光学迷彩やら、普通に登場していたのを思い出しましたよ。他にも人間を追跡するハイテク弾丸がその弾丸視点で描写されてたり、ハイウェイで車の下を滑走していく小型ロボット爆弾カー(ラジコン)とか路面すれすれの視点でかっとばそうとさせてるのがめちゃくちゃかっこよくて、これなら仮面ライダーみたいな特撮ヒーローものでも、路上でスカイアクション的ドッグファイト描写できるんじゃないのという感じで、30年前に作られていながら、今でも通用しそうなアイディア満載なのはさすがクライトン先生でした。はい(本当、誰か作ってくれないものだろうか)。

簡潔に書くつもりがいつも通り無駄に長くなってしまうのはやはり脳みそが働いていないからなのか。必要な情報が何なのか、 きちんと判断することをおろそかにしないよう気を付けたいものです。はい。

05082018
花と爆発って似てるよね

前回前々回とお世辞にもみっともいいこと書いていない自覚はあったので、かなり自己嫌悪に陥ってたんですが、何かこう、人によっては「結構おもしろかった」的なリアクションもらうことがあり、本人的にはいやいやいやおもしろいって事はないでしょうこれでもかなり深刻に悩んでるはずなんだよ大マジメなんだよと声を大にして言いたいです。所詮他人事とは思いますが、それでもまあ、ただ愚痴や毒吐いてるだけよりマシってことにはなるんだろうか。
この間に結構大事なメールを確認できなくて、またも機会を逸してしまい、難しいにせよ一応話くらいはさせてほしかったよなあという感じなんですが、どうもメールボックス調べたらそもそも着信通知が行われてなかったっぽくて、設定変えてないし今までそんな事なかったんで色々釈然としません。仕方ないので今後はあらゆる面で油断せずにいきたいと思いますよ。ええ。

世間的にはゴールデンなウィーク真っ盛りでしたけども、自分も一応三連休設定にはしたものの、実質祖母の記念会の準備だったので、内1・5日はほとんど力仕事であまり休みな気がしませんでしたが、それでも朝8時過ぎまで寝ていられたので、まあよしとします。ちなみにその際下田の方から来た親戚の話によれば、下田はオリンピック絡みの自転車競技に備えて道路整備が進んでいるんだそうで、かねてより計画だけはしていた伊豆半島一周がにわかに現実味を帯びてきた次第であります。はい。

親が世界ふしぎ発見の33年記念特番見てたんで横で眺めてたんですが、トップ賞の謎アイテムプレゼントが今も健在かは知りませんが、開始当初からの生え抜き出演者として、野々村さんはともかくトップ賞常連の黒柳さんのお宅には、さぞかし処分に困る謎アイテムがひしめいているんだろうなあと。

今夜も生でさだまさし地元回だったんで見ていたら、「インスタ映えを新種のハエだと思っていた」という年配の人の投稿が紹介されており、横で見ていたその人より年配であるうちの親曰く「嘘くさい。それ位自分だってわかる」と大層ご立腹でした。はい。

新シリーズは今までのスポ恨路線じゃなくて、小~中学生ターゲットの冒険ファンタジーものになったのか(まあ次の世代育てることも必要ですよね)。それはともかく第一話、最初作業しながら見ていたので、オープニングのお姉さんと親友ポジションのメガネ君がごっちゃになってしまい、てっきりこの子がヒロインなのかと思ってたんですが、その内部活の勧誘シーンの女の子が主人公君たちを積極的に誘いに来るにつけ「すげーなこの子。本命の彼女を前にしてぐいぐい来るな」「さすが髪の毛ピンクなだけのことあるわー」などと感心してたら、むしろこのピンクちゃんこそ正ヒロイン枠だったらしく、それ以前にそもそもそういう泥沼恋愛もの展開なわけもなく、自分の考える小~中学生枠の在り様に疑問を感じましたよ。はい。

このロボの場合は完全変形のフルアクションフィギュアとかよりも、ミニ四駆かスロットレーサー的なものの方が欲しくなるような。それはともかく普通にご飯食べてて金属の骨とかが歯に挟まってくる世界の住人というのは、食品の異物混入騒ぎぐらいではびくともしないんだろうなあと。

何か今回の銀英伝はむやみやたらとハイペースですな(もうユリアン出てきたのか)。

ここ最近心が貧しくなりがちだったため(いや本当に)、何か気分転換になることしてえなあとか思ってたら、また近所のギャラリーさんで、女性アーティストお二人による弾き語りと即興アートの合体ライブみたいなのをやるとのお知らせがあったんで、久しぶりに出かけてみることにしましたよ。しかし自分、めったなことでは音楽のライブとか出かけないし、現代アート的なものもちんぷんかんぷんなんで、果たしてついていけるものかなあと思いつつ席についていたのですが、実際始まると、アーティストさんお二人とも割と砕けた方々で、弾き語りの方の楽曲とか綺麗だけど泥臭い内容というか、最近の自分に刺さる感じだったこともあって思いの外すんなり入っていけたんですが、その内壁面全体に張り付けられていたカンバスが描く勢いつきすぎてビリビリ剥がれ落ちてきてお客さんが脚立に乗って直したり、弾き語りの方の演奏が「あ、歌詞忘れた!」と突然停止してしまったり「これがライブというものか…」という感じで、途中から肩ひじ張るのはやめにしました(何かネタの宝庫でしたよ)。
即興アートというのもどんな風に楽しむものなのかよくわかんなかったんですけど、ライブ開始時の説明によれば、楽曲に合わせて変化していく絵を自由な発想で楽しんでほしい的な話があったんで、よおーし、ならば作者の予想をはるかに越えるイメージで捉えてやるぞおおーという感じで、変化していく絵に対して「ヒゲが加速度的に伸びはじめて滝のように滴り生えながらも何となく威厳を維持するガンダルフの横顔」とか「朝方ロトで1億当てて周りから急にちやほやされたけど、夕方までに博打で全部すって罵詈雑言の末総スカンを食らい、一日で世間の浮き沈みにまみれて泣き笑いするしかなくなったおばさんの顔」とか、ロールシャッハ的に次々想像の翼を広げていたら(翼を広げた割に俗っぽい連想ばっかでアレですけども)段々ノってきてしまい、結果として時間いっぱいまで色々楽しませていただいた次第です。
とは言え、こんな風に楽しませてもらえるのは絵描きさんのパフォーマンスに魅力があるからだろうし、そういう所にまで感情持ってけるのも弾き語りの唄に引きつけられるものがあったからだと思うので、こういう、人と面と向かう活動をされてる方々の熱量に普段触れていない自分としては、おかげさまで中々新鮮なひと時になりましたよ。また機会があれば、こんな風に人の熱を浴びに行きたいとか思った次第であります。はい。

ペンタゴン・ペーパーズ見ました。おもしろかった。1970年代初頭、ようやく地方紙から抜け出しつつあったワシントンポスト誌にベトナム戦争に関する機密情報が転がり込んだことから、社の存亡を左右しかねない状況下、いかに国民全体にその事実を伝えることになるかを追った実話。はっきり言って出てくるおじさんたちに颯爽とした身のこなしの人は誰もいないのですが(むしろバリっとしたシャツ着てる人ほどペーペーという)、トム・ハンクスをはじめ、どこかくたびれながらもギラギラした思いというか切迫感をまとった鈍重そうなおじさんたちが、きびきびと(たまにずっこけながら)突っ走ってくところが大変かっこよかったです。政権に打撃を与えかねない情報ともなれば国家権力とのケンカは避けられないわけで、一旦そうなると報道を動物園のパンダや天然記念物のように扱ってくれることもなく(されたことねーよ!って本職の方に、怒られるかもだけど)自由と権利は自分たちで勝ち取っていくしかないのですが、だからって誰も好き好んでそういう状況に立ちたいわけじゃないから、組織の中では色んな立場の人たちが色んな欲望や保身や使命感を秤にかけて延々と濃密な葛藤を繰り広げることに。その上でそれまで単なるお嬢様マダムでしかなかった素人社主メリル・ストリープの、手が後ろに回ることを覚悟で決断する姿(勿論決断した後も揺さぶられはする)と、それに呼応したトム・ハンクスの「Run!」という号令一下、一斉に活版印刷で新聞が刷り上っていく様にめちゃくちゃ滾りました。特にこの「活版印刷」というのがミソで、オートメーションとは言え、その機械が規則正しく動くのは職人の手があってこそなのだという感じで、感情移入を呼びこむ要素が強く(言わば戦艦ものの機関室のようなノリ)、そういう目で見始めると切削水の中から浮かび上がる銀色の活版とか、ベルトコンベアーの上を流れていく新聞の列とか全て熱く見えてくるというか、この辺はソフト越しに全自動出力される現代ではそうそう出せないかっこよさだよなあと。パンフによれば最初はオドオドしていたメリル・ストリープ演じる社主さんは、その後アメリカでもっとも尊敬される一人になるそうで、何だか少年漫画の王道みたいなのですが、その仕事を初めて引き継いだのはご主人が亡くなった40代半ばらしくて、そういう意味では成長物語って別に主人公が若者である必要全然ないんだなあと。
何にせよ、以前見た同ジャンルの「スポットライト」では十分に良さを掴みきれなかった自分のような人でも題材をかなり理解しやすく作られてる感じなので(と思ったらスポットライトの脚本家さんも絡んでたのか)、どなたが見ても面白いのは確かだと思いますが、特に今の自分にとっては色々刺さってくる要素が満載で、いつになく強い感銘を受ける一本になった次第であります。はい。

パシフィックリム・アップライジング見ました。おもしろかった。2時間かけて巨大ロボと怪獣のバトルを延々楽しめるオタクの大好物フルコース映画。前回は嵐や海底と言った薄暗い環境下での戦いが中心でしたが、ウルトラマンとかマグマ大使好きという監督さんの趣味なのか、今回は見事な晴天の下、思う存分巨大ロボットの格闘戦を楽しめる内容に。その辺は日本版のメインビジュアルにおいて、東京(多分)の破壊されたビル街で片膝をつく今回の主役ロボ、ジプシー・アベンジャーと背後の東京タワーが全てを物語っている気がしますよ(やっぱこの世代の人にとってはスカイツリーというよりは東京タワーなんだろうか)。前回のジプシー・デンジャーが凶暴な猛獣を向こうに回して対峙する孤高のボクサーか剣闘士だとすれば、今回はそれぞれ極彩色に色分けされた細身の巨大ロボたちによるチーム戦がクライマックスとなり、さながら戦隊ヒーローものの様相を呈しているので、前回のそういうシブさに今やバラエティー番組定番のBGMが被るかっこよさでしびれた人の中には不満を持つ場合もあるみたいですけど(実際今回はエンディング位でしか使われてないし)、個人的には悪役イェーガーが登場したことでロボ同士のドツキ合いが見られたり(ていうかオブシディアン・フューリー普通にカッコいいんで仲間になってほしかったっすわー)、各ロボットそれぞれに見せ場になるギミックが用意されていたり(ブレーサー・フェニックスはけして単なるキレンジャーポジションのロボではないのだった)そもそもプリカーサーの存在自体がヤプールそのものだったりと(本当空間割って怪獣送り込んでくるかと思った)、日本人的には昔懐かしい要素が満載なのですが、一方で日本のメディアリスペクトがまず話題になりがちではあるものの、それ以外にも水槽に浮かぶ脳みそが人間に悪さするとかは、むしろキャプテン・フューチャーとか往年の海外スぺオペものの定番でもあるわけで、そういう意味では作ってる人たちが子供のころから楽しんできたものを色々ぶち込んだら、結果として日本ネタが多くなったとも言えるので、単に特定の国をプッシュしてるというよりは、海外でも自分たちと同じものを楽しんで育った人たちが大勢いた、ということの方を喜ぶべきのような気がしますよ。や、ちょっと前にデトロイト見てたせいもあって、ジョン・ボイエガとか超楽しそうだったし。
エンディングの様子からすると、どうやらこの後もう一本控えているようですが、今回は怪獣のデザインもかなり立ってきてたんで、ぜひとも怪獣帝国への殴り込み編ではシャンデリアみたいな豪華ボス怪獣にでも期待したいところであります(下手すると再生怪獣とかサイボーグ怪獣とか出てきそうな勢いですけれども)。

リズと青い鳥見ました。おもしろかった。響けユーフォニアム本編のサブキャラだった親友同士二人の少女が、お互い異なる意識のまま過ごしてきたことで表面化したすれ違いと、そこから改めて関係を作り直すスタートラインにつくまでを切り取ったお話。今回楽器関係ほとんど手描きっぽくてご苦労様ですという印象なのですが、実は自分、この映画については公開前から「男に年頃の女子の気持ちが理解できるかな?」というリトマス試験紙的プレッシャーをハンパなく感じていて(意識しすぎとも言う)、昼間の劇場行ったらお客さん女の子ばっかだし、実際劇中でも女子同士あるある的シチュエーション中心だし、そもそも共学なのに男子生徒とかほとんどへのへのもへじ同然というアウェーぶりで、最初の感想に確信持てなくて結局2回見に行ってしまったのですが(おかげでポストカード揃いました)、落ち着いてもう一度見てみたら、のぞ先輩の一挙手一投足に一喜一憂するみぞ先輩の姿は、多分初恋とかそういう時の子が、相手と目が合ったとか視線をそらされたとか、些細なことで感情を揺さぶられる様子によく似ており(別にそういうネタの映画じゃないけど。多分)、みぞ先輩にとってののぞ先輩がカレシカノジョと同じ位大切な存在なんだなーというのを丹念に描写していくのですが、その二人がお互いを見るまなざしにはいくばくかの齟齬が残ったままになっているので、一見にこやかでありながら、中々核心に辿り着かない不安定な関係が続いてくため、ちょっとしたことでもガラスハートなみぞ先輩の挙動が一々心臓に悪いといいますか、何やら目一杯注がれたグラスでも眺めてるようなピリピリした気分に(自分としては)。そんな中でも高坂姉さんはさすがの男前というか、少ない出番でもズバズバ切り込んでくるのですが(のぞ先輩に対しては優子先輩とか)、それでも結局みぞ先輩を動かすのは、のぞ先輩から教えられた童話(リズと青い鳥)なので、その後どうなっていくにしても、やはり今のみぞ先輩にとっての世界はのぞ先輩を通してこそなのだなあと(個人的にスタート地点は何だってかまわないと思う)。
こんな風に、普通の女子の普通の心の動きをこれだけ作りこんでキャッチーなパッケージングにしてるアニメはあんまないと思うので、そういう意味でも随分独自色の強い企画だと思うのですが、やはり自分的にはかなりハードルの高い題材だったみたいで、最初つらつら書いてた内容も何か違う気がしてほとんど消してしまいましたよ。いずれにしても登場人物の心の動きを追いかけていくことに興味のある方なら男女関係なく楽しめると思うので、ここは先入観を排して素直に浸るのがよいような。や、あまり余計なごたく並べて、はき違えた感想になるのも野暮というものですし。はい。
それはともかく心の壁一級建築士として天賦の才を誇るみぞ先輩によって構築された難攻不落の鎧塚要塞に対し、オーボエ後輩ちゃん(あと神に祈ったり仏に祈ったりしてるファゴットちゃんズとか)は再三に渡って果敢に挑みかかっていくため、その一所懸命さに「武士か」と思わずにはいられないのですが、自分だったら、あそこまで健気なゆるふわ系後輩ちゃんにあれだけかまわれた日には、あっさり陥落せざるをえないとか思いましたよ(明らかにはき違えた発言ですみません)。

何かこういう風に映画の感想書くようになってから、この映画が今までで一番大変だった。何か本当に映画評論でもやってるような気分でしたよ。つかれた。ていうかいつの間にかすっかり文章長くなっているので、今後はこの半分くらいにまとめられるように気を付けていきたいものです。ええ。

04222018
結局これですわ

前回の内容をアップした後、具体的な症状は自覚できないものの、体調を崩したため有給とって一日寝てたんですが、夕食に鍋焼きうどん食べて体温が上がってきたと思ったら、急に内臓の周りがゾクゾクして頭痛がはっきりとわかるようになり、その後体がほぐれたような感じになって、以降全快しました。要するにこれ、ここ数か月、前回の内容を書いてる間の緊張で体がガチガチになってたってことなのかなと。

実際、今月になって突然職場の体制が変更になる旨の発表があり、来月から自分の所属は別会社になる(ほとんどの人間がそうなるらしいけど)事になったらしいのですが、場合によったらこれも前回の内容を書いていたことによるものかもしれないので、少し迷いはあったものの、それはどの道職場にもそれ以外にも、既に内容が広まっていたという証拠なので、ならばやはりアップして正解だったと思います。とは言え、自分の与り知れない形で色んな事が起こりうるという状況は、後々すべてこちらに責任を擦り付けられる可能性があるため、油断はできないというか、自覚なくてもそれなりのストレスあったんだろうなあ。

そんな中でも、自覚できない緊張を一発でほぐしてしまうのですから、鍋物とか温かいものを食べて汗をかくというのは、やはり健康にとって重要なんだと思い知りましたよ。わかっていてもつい疎かになりがちですが、バランスの取れた食事と、睡眠と、体を思い切り弛緩させてリラックスする時間は、今後も絶対に確保していきたいものです。

この有休をとった翌日から、やはりダメージあったと思い直したのか、職場ではまた色々嫌味やら脅迫やら仄めかされるようになったのですが、クビをチラつかせるだけでは効果がないと思ったのか、件の嫉妬男を呼び戻してやるというような事も言い出したんですけど、はっきり言って俺は単なる雇われ人であり、異論を唱える権限はないので好きにすればいいです。勿論超々不愉快ですけどね。

ていうかですねえ。いくらラジオの件では言い訳の余地ないからって、こちらの健康にダメージあったからと勢い込んで脅迫や恫喝やってくる連中が、人様の健康に携わってるのって現実としていかがなもんなんですかねえ(実際俺に限らず何件かアレな話もあったわけだし)。ましてこの仄めかしやってくるのって、アラサーもとうに越えようというほぼおっさん達なわけで(もはや個人情報とかプライバシーなんて概念はない)いい年した大の男が雁首揃えて「(例の嫉妬男に)言いつけてやるからな」っていうのは、俺からすると「アンタら一体何年生なの」って感じなんですけど、俺の認識間違ってますかねえ。

逆ギレは予想してたし、力関係の話にすり替えれば今回の件も体裁取繕えるだろうってなるのがこの辺の土地柄なんですけど、ここの連中「自分が怖がられてる」って話はすぐ食いつくくせに、単に「自分が嫌われてる」って話は絶対スルーなんで、何となく、こう、目下の者を探しちゃあふんぞり返りたがる自信の無さをいつも感じるというか(自分が言うのもなんだけど)、そうすると、こういう姿勢自体も別の誰かを模倣してそれにあやかろうという下心なのかなー、みたいに考えててふと思い出したのは、「この市の人口に対するヤクザの割合が福岡抜いて日本一」という事実であり、お国柄なんていうのも結局その国で一番幅を利かせてる人種にならうのが大半なんでしょうけど、まあ、いかにもムラ社会らしい結論というか、いつまでたってもストレスの擦り合いばかりで、問題解決能力に結びつかない理由がなんとなくわかった気がしました。あーあ。


この間、パシフィックリム・アップライジングとペンタゴン・ペーパーズ、リズと青い鳥見ました。さすがにこの内容の後に書く気にはなれないのでまた今度にしますが、いずれも大変面白く、特にペンタゴン・ペーパーズは、まさに今の自分の状況にバシバシ突き刺さってくるシーンとセリフが満載で超々かっこいい映画でした。

毒にも薬にもならない事だけ書いていたいとか言っておいてなんですけど、今後もそれを課題にしていくつもりはありますので。はい。

04152018
全く書けなかった

職場から検閲というか、まあ都合の悪いことを書くなという脅しを(一応遠まわしに)ずっと受けていたんですが、実際いくつかその影響を思わせることはあったため、洗いざらい書くと多少は何かあるかもなとは思うものの、そもそも書かれて困るようなことはやらなきゃいいわけで、口を塞ぐことより改めなきゃならないことは別にあるだろうというか、何にせよこちらが勝手に折れる筋合いはないので、少なくとも今回の件についてこうした脅しは「全部無視する」ことにしました。しかしこの段落まとめるだけで、ここまで既に2か月以上悩んでおり(どうしても怨み言が前に出てしまうんで)、全くもって時間を無駄にしたものです。おかげでモンハンワールドが大いにはかどりましたよ。


昨年の途中まで投稿してた近所のコミュニティFMのオタ番組ありましたけど、近所過ぎて職場の上役がこのラジオ局に、CM打つ相談を装って悪口吹き込みに行ったため(毎回この手で職場を牛耳ってきたらしいけど、いくらなんでもラジオ局まで行くか普通)、段々番組中にパーソナリティの「説教してやりたいけど仕方ないからやめておく」的な発言増えて不愉快になったため、聞くのも投稿もやめたんですが、先日、たまたま帰りの車中で最後の方だけ少し聞いてみたところ、番組の終りに小話の朗読コーナーができており、曰く「正論で他人を論破したり転職繰り返すのは発達障害の証拠であり、その中でもどうせお前の人生うまくいかないからせいぜい勝手に面接に励め」という内容で、自意識過剰な自分は投稿しなくなったことへの腹いせと受け止めました。その後尻尾のあたりを何回か聞いたところ、このコーナー自体は無くなったようなのですが、今までマスコミ絡みのこういう事は大抵セガの差し金だったのに、これを素でやらかすのがこの辺の土地柄ですよ。

転職するかどうかは俺の考える事であっていいも悪いもないし、ラジオの指図は受けませんが、それよりも、そういう腹いせに「発達障害」っていう実在の病気を持ち出したことの方が問題だと思います。貶める目的でこの病気を持ち出したってことは「発達障害に悩む人たちを差別的に見てる」前提があるわけでしょ。地域住民に寄り添うメディアであるはずのコミュニティFMとしてさすがにどうなのか(最後だけちょっと持ち上げればいいってもんじゃない)。
こちらとしては連絡先わかってんだし、説教したいなら普通に呼び出せばいいです。負けるつもりのない勝負を勝手に譲られたみたいにされんのは癪というか、陰で他人の噂流して笑ってるゲスい連中の言う事を根拠にして(CMもやらなかったわけじゃん結局)、どういう説教をするつもりか知りませんが、それで子供の駄々みたいな話だったらこちらも黙ってるつもりはないし、いずれにせよ「論破したら発達障害だからな」とか、予め保険かけるのはいささかセコいんじゃないですかね。

こうなると昨年地元をディスった内容がほぼ実証されちゃったようなもんなので何とも皮肉な気分ですが、内容を文章にまとめると我ながら「ジッサイヤバイ」というか、社会的信用第一の業種が何でここまでやらかしてんのかという感じなんですけど、結局、どうせ公にならないから何やってもいいという打算とか、形だけにせよCMの相談受けてんだから、精神疾患なんか持ち出したら業種的にまずい事くらい想像できるはずなのに、そういう事まるで考えずに公共放送に携わってしまってるいい加減さとか、一言でいえば「無責任」という言葉に集約されてると思う。もちろん、自分がこの番組に投稿してたことを知ることができたのは、セガの個人情報さらしによるものでしょうけど、だからと言って、セガ自身ならいつもの事でも、情報渡されただけでここまで暴走する職場なんて早々はないからね。本当に。

転職については、自分より先にまずこの職場に報告がいく仕組みなので、周囲の態度でメール見なくても結果がわかる。ここを辞めたら生きていけないから諦めろと脅されるんですが、セガの就職つぶしの片棒担いだ上でそう言うのなら、それこそ脅迫以外の何物でもない(就職つぶし自体はもう20年続いてる「いつもの事」なんだよ。勿論今の自分の身の程は意識してるけども)。
特に今回は移る気満々だったので、今後の事を色々考えてた分ブツっと切られてかなりヘコミましたが、せっかくだから、せめて予習がてら行くつもりだったスーパーGT岡山だけでも見に行っておこうかと思ったものの「しかし遠いな岡山…」とか躊躇してたら、5月頭のステージは富士スピードウェイらしいので、本当に行くならそちらにしとこうかと(助かった)。

そんな中、突然この一年の常軌を逸した嫉妬の真相が判明。要するに典型的な「サークルクラッシャー案件」だった(問題あるのは男の方だろうけど)。ダサいダサいとは思ってたけど、真相はそれ以上にみっともなくてげんなり。今頃になってその辺露骨に見せ始めたってことは、嫉妬に狂った本人が退職するまで隠してたわけで、さんざんこちらの個人情報やら家庭の事情やらあげつらったくせに、いざ自分の負い目となると、周囲に根回しして口止めさせてたってんだから姑息なもんです(俺の一年を返せ)。
この職場って俺が独身女性とちょっとでも関わると、目を血走らせて引き離そうとしてくるので本当に疲れます。動画で協力してもらった時なんか、既に退職した後だった上、別に自分もその彼女も「そういうつもりはない」のに、いったん鼻息荒くなると、もうそれしか頭になくなる感じ。そのくせ正面から話を切り出すことは絶対にしないので、何だか海外の暴動騒ぎとかで、パニック装って火事場泥棒やらかしてる連中みたいだよ。今回の真相だってわかりやす~い糸口があったから気付けたけど、ほとんど偶然だし、未だに自分は蚊帳の外です(やれコミュ症だのやれ心を開かないだのやれ田舎をバカにしてるだの、全て俺の人格の問題にしたがる人もいますけど、断わっておくとこれ、自分の出社初日からこうでしたから。俺の入社前からもうこの状態になってましたから!)。

…それとも何か。ここでは俺が女子と楽しそうにすると死刑になる条例でも施行されてるのか(条例で一々死刑にされてたら命がいくつあっても足りませんが)。

したがって、この辺の嫉妬の真相については、断片的なことから自分で組み立てた内容なので、全て正確かと言えば、多分細かい違いはあると思いますが、かといって的外れである可能性もほぼないと思ってます。こういう事を書いてるから「何でもかんでも口にしないと気が済まない」とか言われるんだと思いますが、こっちもこの職場発である事ない事随分言い掛かりつけられてるんで、せめて実害被ったこと位言っておかないとフェアじゃないでしょ。

…ていうかですね。今回この辺の話を自宅のパソコンで書き始めたら、その都度翌日職場で一々脅しか嫌味を聞かされる毎日でですね、何かもういい加減バカバカしくなってきたというか、ぶっちゃけ職場外の人にも同情されたり呆れられたりしていてですね、俺だってこんなコンビニの本当にあったなんちゃら話みたいに場末感満点な内容書きたいわけじゃないですけど、「そういうのせめて俺が実際にアップした後にして」というか、もう内容吟味する意味がなくなったので、ひとまずこのままアップしてしまうことにしますよ。や、多分後になって自己嫌悪になるのは予想できるので、ほとぼりが冷めたころ、改めて整理したくなるとは思いますが、いずれにしても、俺の側にだけ正確な情報渡さないというハンデがある以上、閲覧者ゼロのサイトで何を書こうと、俺には「堂々と間違える権利がある」ので、苦情がある場合は、どうぞ直接俺に仰ってください。

あー……長かった。そして疲れた。




生活がこんな有様なので、メディアなり作品なり地元をプッシュしてくれる内容のものを見ると、正直複雑な気分になる今日この頃ですが(勿論地元で楽しくやってらっしゃる方も大勢いらっしゃるでしょうし、そういう方を否定するつもりはないです)、そうは言いつつも某ゆるいキャンプの番組はすげー楽しみに見てました(人気出てくれたみたいで嬉しい)。自分は上記のような状況なので、この辺の土地柄(山梨側は関係なし)は到底好きにはなれないのですが、一方で、この辺の自然環境は本当に好きだと胸を張って言えるため、こういう切り口で近所を取り上げてくれたのはすごくよかったです。

とは言え、昨年末まで全くノーマークだったんですけども、それを何で見始めたのかと言うと、大みそか、近所のジャンボエンチョーに灯油買いに行ったら、駐車場に早くもこの原作漫画ネタの痛車が停まっており、ローバーミニにイラストをあしらった車体だったのですが、デザインだったのかレストア省いたのを逆手に取ったのか、表面に錆を残した風の車体が中々センスを感じさせ、なにわナンバーだったから、放映開始前から年末年始を聖地巡礼で過ごそうと遠路はるばるやってくる気合の入ったお客さんだったらしいのですが、まあ、そこまでハマってる人いるなら見てみようかな、という感じで、有志による自主的プロモーションにまんまと乗せられた感じに。

そんなわけで第一話見てみたら、ヒロインちゃん、自分が以前、地獄のような思いでのぼったのと同じコースの本栖道を、荷物満載の小径車で走りきっていて「健脚かよ!」みたいな。この青い髪の女子高生は何て足をしてるんだと思ってたら、続けて出てきたもう一人のヒロインちゃんも同様にチャリで本栖道をあがってきたらしくて「アンタもかよ!」みたいな。その後最初のヒロインちゃんはビーノに乗り換え、そうだよねえ、キャンプする前からぶっ倒れたら意味ないもんねえとか思ってたら、その行先は150キロ離れた長野県だそうで、原付だから一般道だけで150キロ。「根性かよ!」みたいな(ビーノもがんばった)。しかし、そうは言っても本題のキャンプにたどりつくまでも、ちょっとしたロードムービーというか旅番組的なノリがあるので、何やら水曜どうでしょうみたいだなとか思ってたら、最終回、みんなしてカブの旅見てるシーン出てきてやっぱ意識してたのかと(久しぶりにバイク乗りたくなってきた)。

他にも学校帰りに身延まんじゅう食べるシーンが出てきて、自分も子供のころ何か催しがあると、集まった人にお土産でもらうことがちょくちょくあったため、えらく懐かしいというか、久しぶりに食べてみようかと身延まで買いに寄ってみたのですが、このお店に行ったのは随分昔の事だから、正直お店の場所正確に憶えてる自信ないなあとか思いつつ現地に行ってみると、何やら路駐してる大量のクルマとバイクとロードバイクが目に入り、ポスター貼ってあったこともあって一目瞭然、探すまでもありませんでした(結果として自分もそこに混ざってしまったわけですが)。何といいますか、さすがの集客力でしたよ。ええ。

いずれにしても、原作漫画からそうなのかもですけど、しっかり舞台になる街をロケハンして作ってる感じがして、この手のご当地ものとしては中々好感度高かったので、ぜひとも2期に期待したいところであります(だって名所旧跡だけなら資料写真で何とでもなるだろうけど、ハッピードリンクショップなんて現地行ってなきゃ絶対ネタにならないと思う)。何よりビッグボスに直接サバイバルのレクチャー受けられる番組はジャンプだけ!的なことでもあるし。



そのビッグボスが登場する、現時点で最後のタイトルになったであろうファントムペイン絡みのサイトを検索したら、あまり釈然としない終わり方をしたこのタイトルについて、すごく詳細な考察をしたサイトを見つけて驚き。どう考えても不自然だったあの内容はそういう事だったのかと目から鱗でしたよ(ある意味ホッとしたけど、小島監督位実績あっても、柵というのは付き纏うものなのだなあ)。自分、「一九八四年」は一応何年か前に文庫で新訳版を入手してはいたのですが、何かもう一章を読み始めた時点で胡散臭すぎて嫌な予感しかせず、そのまま本棚の肥やしにしてしまっていたり。そしてこのサイトで紹介されている内容を読む限り、その予感はほぼ的中していると思われるので、いずれ精神的な余裕ができるようなら改めて読み進めたいと思いますよ。いずれにしてもピースウォーカーから入って、MGS1に戻ってプレイした者としては、MGSシリーズの主人公はあくまでビッグボスなので、難しいかもしれないけど、いつかまたボスの活躍する雄姿を見てみたいものです。はい。

それはともかく、しばらく前本屋で秋山殿解説による戦車映画講座というムック本を見つけてつい買ってしまったんですけども、読んでいたらイロモノ映画としてメガフォースの名前が出てきてすげー懐かしかったです。とはいえ、秋山殿は優しいからそれほどでもないけど、本文では結構な勢いで内容ディスられてて苦笑い。や、確かに今見ると色々ショボい側面はあると思うのですが、子供のころ見た時は、闇に包まれた荒野でコンソールの発光に浮かび上がるタックコムとか中々かっこよかった気がするんですけどダメかなあ。で、ふと気が付いたんですが、髭ヅラの司令官で1980年代を舞台に活躍するハイテク装備を満載した独立武装組織って、これだけ聞くと何かダイヤモンドドッグスみたいだなと(怒られそう)。

そんな中モンハンワールド始めてみたら、男性のサンプルキャラクターのうち、年配枠のキャラの容姿がものすごくボスっぽい(小島スタジオ解体されてモンハンチームに移籍した人でもいるんだろうか)ので、自分の中でこれはもうボス以外の何物でもないという感じでほぼそのまま今回のマイキャラにしたのですが(こだわる人はもっと徹底的にボスっぽくしてるらしいですけど)、話の展開上、容姿はボスっぽくても振舞に今一落ち着きない感じなので、とりあえずこのボスはヴェノム・スネークなのだと脳内で言い聞かせて納得しました。何か思いの外お早い再会でした。

そのモンハンワールドですが、4G以降「もう無理。もうついてけない。ストレスでハゲそう」とか思い始めて、クロスまでで離れつつあったところ、今回は雑誌展開などを見ている限り雰囲気的に何か楽しそうな印象だったんで、久しぶりに手を出してみたんですが、とにかく徹底的にプレイヤーの手間を省かせる仕様になってて驚き。何しろ、ピッケルも虫網も無く、クーラードリンクは終盤まで出てこず、ペイントボールのマーキングさえ不要という徹底ぶり。3DSで持ち上がったあまりにもマナーのひどい小学生プレイヤーの問題についても、必要以上にコミュニケーションを強制しない形になったので、お礼や挨拶をしたければスタンプで簡素に行えるし、それ以上の繋がりを作りたければクラン(的なもの)への加入もできるなど、徹底的に仕様の見直しが行われていて想像以上の進化ぶりでした。すげー。
おかげさまで苦労しつつもひとまずエンディングには辿り着いたのですが、もちろんこれで終わりなわけがなく、それ以降出現する任務クエストの凶悪さはハンパない感じで、キリンとかここまで凶悪だったっけ?とか思ってしまうのですが、あまり墜ちまくって他の人に迷惑かけるのも嫌だからと、装備固めてソロで辛抱強く顔面狙っていったら思いの外あっさり討伐できてしまい、自力で挑戦していく気があれば、ちゃんと道が開けるようになってんのもさすがですわー。

その後ウォレットが半端に余ってたんで、とりあえず4の受付嬢ちゃんのコスをダウンロードしてみたところ、中々の再現度で満足なんですが、見ているとその姿のままやっぱり旺盛な食欲を発揮しまくっており、自分の中で4の受付嬢ちゃんは清楚で理知的なタイプという認識だったので、何と言いますか、こう、間違っても骨付き肉をバリバリ食い千切ったりするような子じゃなかったというか……いや、いいんだ。何か最近はこういうのも差別発言になるらしいので、ここは甘んじて現実を受け入れていく所存であります。はい。

ちなみに現在はガンサーの定番というか、ガンキン装備主体で組んでいるのですが、ガード性能スキル設定されてるのが主にグリーブなんで、どうしても見た目モビルスーツ状態というか、この見てくれだと走っていくよりホバーかローラーダッシュの設定が欲しいところですな。

そして現在の状態。

ほぼ攻略サイトのテンプレ装備そのまま。世間的にはそんなに強くないらしいですが、主に使う武器はマグラハトなので、鎧の色グレーにしたら、かまどから出したてって感じになりましたよ(PSN利用権3か月なので今月中には青星クリアしたい)。

そんな中満を持して登場のイビルジョー先輩ですが、意気揚々と縄張り争いに参画してきたと思ったら、既にド突きまわされて怒り心頭のディアブロス亜種兄さんの地中攻撃であっさり返り討ちにあい、今後はこういうキャラ立てでいくのかと。




文句とは別なんですが、職場では近所の画廊さんと協力して、芸術家さんの活動を紹介していくコーナーがあり、先日の模様替えの際、その中に明らかにそういう必要のない方が混じってて目が点になりましたよ。自分的にはオークションで億単位の値段つけてる人の作品わざわざここで紹介する意味あるのかというか、普通にみんな知ってるでしょと思ったのですが、実際この職場ではほとんど知られてなかったらしく、まあ、一応意味はあったんだろうか(失礼な話のような)。

GTMになってからの主要ロボットの中では、今の所通常のAP騎士向けバーガ・ハリが一番好きなんですけども、設定見てるとツラック隊のカラーって基本若草色(深緑)にオレンジの組み合わせなので旧東海道線とほぼ同じなわけで、子供のころ、この路線の車両が今一垢抜けない印象なのは、きっと当時のお偉いさんの強権でこんな色にしたせいに違いない、などと色の選択のせいにしていたものの、この辺見てると、結局どんな色を選ぼうが、最終的にはデザイン次第なのだなあと(や、旧東海道線好きな方も大勢いらっしゃるとは思いますけども)。
それはともかく前回ラストで思いっきりケンカしてた二人にいきなり子供できててびっくりしました。

X-13って結局何機作られてたんだとか思ったけど、コピー品というか、要するに終戦直後のトヨタ製ジープみたいなものかー。しかし時流とは言えまさかモビルスーツ食べちゃう話がくるとは思いませんでしたが、それはそれとして、まあ当然こういう敵役は元々準備してますよね(笑)

ハジメさん意外と有能だった。

チコちゃん五歳児なのに、なんでシピン知ってるんですか(自分はすすめパイレーツか何かで読んだような)。

あの藤原拓海が事故で再起不能だったとかすげーショックですよ。小柏でなくたって泣く。現主人公君にはその分めちゃくちゃ活躍してほしいです。エクシージやアルファとおあつらえ向きの相手も出てきたことだし。

多分あまり感情移入させない意味合いあってのこのキャラデザなんだと思うのですが、やはり絵描きさんたるもの、腕がよければよくなるほどキャラに魅力を持たせずにはいられない感じになってくるといいますか、一部自分の理解を超えてるパートもありますけど(笑)、最終的にはかなりの萌えキャラに育ってるような。個人的にはフェルトのストップモーションアニメとか砂絵アニメとか、自分から探して見にいくことはまずないので、ジャンル紹介という意味では、何やら平成最後のポンキッキーズ的立ち位置だと思うのですがいかに。や、ポンキッキーズにしては発言物騒すぎますけども。

そういえば以前マインクラフトのユーザー調査で、南極にも3人ぐらいプレイヤーがいたとかいうギガジンか何かの記事を見た憶えあるのですが、あれは本当だったのか。砕氷船の流氷を叩き壊しながら前進する映像は前にもドキュメンタリーで(あと最近何かのバラエティでも)見たことありましたけど、映像作品で迫力を強調されると、何かこう、艦首から包丁突き出したアルカディア号の吶喊シーンみたいですな。

頻繁に利用する自販機の香りつきミネラルウォーターに、随分ややこしいカテゴリーの新作が登場したのですが、心が荒んでいる自分としては「コレ、適当に香料組み合わせてたまたまできた味に、後付でもっともらしい名前つけただけなんじゃないの」としか思えませんでしたよ(なお味はよいです)。

1巻もだけど裏表紙のイラスト群すばらしいので本当ポストカード出してほしいんですけど、それはともかくこのまま欧州のEVシフト化が進行したら、ジムニーの居場所なんかなくなるんじゃないかと思ってたけど、どうも最近は「やっぱムリ」って空気になりつつあるようなので、よくも悪くも当分心配はなさそうですな。

まさかあそこまでエロい操縦システムだと思わなかったんで、うっかり親のいる前で録画再生しようとして危機一髪でした。それはともかく武装は基本的に槍型の得物ということみたいですが、個人的には黒い機体の武器が特にガンランスっぽくて、烏帽子頭な重装甲ファッションもあって、もしアクションゲーム化されたらぜひこれを使っていく所存であります。

新作の若林かっこいい。まさに昭和のパワーの賜物ですな(現代っ子にどう見えるかはともかく)。

長生きしてほしい方はどんどんいなくなっていく感じですが、せめてしばらくの間だけでも、あの家庭教師のCM自粛してもらうわけにはいかないんだろうか。

新年最初にバーフバリ・王の凱旋見ました。こちらも完全にノーマークでしたが、自分が普段参考にしている人たちが、変な宗教に引っかかったかのようにこぞってプッシュしてたんで「まあそこまで言うなら」と見に行ってみたところ、謎のサブリミナル効果を伴う恐るべき超大作怪映画でした。おもしろかった。バーフバリ、特に特殊能力があるとかではない普通の人なのですが、おそらくアベンジャーズに入っても問題ない程度に普通の人なので、冒頭から暴れる象を生身でいさめたり、石壁を素手で砕いたり、無限増殖する弓矢を悪漢どもに神業ヒットさせまくる位の事は普通にやってのけてポカーン。こういうのが普通の世界では、嫁姑戦争も文字通りの戦争に発展してしまう勢いで、およそ事なかれ主義の日本人的感性な自分としては、ヒロインさんのお姑さんに対するタンカの数々に、「…いや、あの、そこはもうちょっと穏便にいけないもんですかね」などと思ってしまうわけですが、こういうヒロインが支持されるというのは、インド社会の女性にはよっぽど根深く鬱屈したもんが溜まってるんだろうか、などと色々勘ぐったりしつつも、それはそれとして、ノリのためなら帆船が何の説明もなく突然飛行能力を得たり、ヤシの木にぶん投げられて城攻めするとか無茶な展開が次々繰り出される一方、戦闘シーンのBGMでは、字幕を読んでると勇壮な曲に「たたかえバーフバリ!ゆけゆけバーフバリ!(意訳)」といった歌詞が踊る感じで、つまりこれ、戦隊ヒーローもののアクションシーンで、ザコを次々蹴散らしていく時と同じノリだ!と気付いたところで、この映画のサブリミナルの秘密を垣間見た気分なのですが、一方で悲しいシーンにおいても同様な演出が行われるため、そちらは戸惑いを隠せないような。いずれにしても、超ダイナミックな展開がハリウッド映画以上に緻密なCGで山ほど用意されていて、少なくともヤクザ興行で見世物小屋の延長線上みたいにやってたら到底たどり着けない領域というか、例えインド映画界の総力戦だとしても納得の、まさにボリウッドの実力を見せつける超大作娯楽映画でした。すばらしい。未見の方も、けして変な宗教の勧誘ではないので、興味を持たれたならぜひ!(なお自分はこれを見て以来辛かった肩こりがすっかりおさまりました)。

ウィスキーと二人の花嫁見ました。たまにはこういうの見たいなあと思ってたらまさにそういうお話でした。第二次大戦中、物資不足からウィスキーの枯渇したスコットランドの小島で、ニューヨーク行5万ケースのウィスキーを満載した輸送船が座礁したことから、島民総出でそのウィスキーを(黙って)救出したほぼ実話。冒頭から雷鳴とどろく嵐の夜、なぜか密談するおっちゃんたちが「ここにあるケースは二つ…だが私の用意したサンプルは三つあった」みたいな重々しさで状況を告げたところ、あまりのショックにそのままポックリいっちゃうおじいちゃんとか、主人公であるおじさんの二人の娘についてこのままでは結婚式が開けないとか、無闇に事態を深刻化させていくものの、普段酒飲まない自分からすると「…いや別に、ウィスキーなくたってすればいいでしょ結婚式」とか思ってしまうのですが、この島の人たちにとってそこは断じて譲れない案件らしくて、結局唯一ネコババを許さない退役軍人のおじさんや国税局的なお役人たちと熾烈な駆け引きを展開することに。その過程では美しい景色とユーモアの効いた登場人物が、押井守作品における立食いそば的なノリで暗躍しつつ、クライマックスは勿論二人の娘の結婚式とあって、一部を除いて全ての登場人物が、間違いなく幸福なハッピーエンドを迎える楽しい映画でした。何たってウィスキーさえあればとりあえず幸せという人たちばかりだから。おもしろかった。ちなみに劇中で退役軍人のおじさんは何かというと敬礼をするのですが、右手を額につける時、大抵手のひらを下にするのに、このおじさんは手のひらを前にして敬礼するので、どちらが正しいんだろうと調べてみたら、イギリス軍では陸空軍では手のひらを前に、海軍では下にするということらしく、思いのほか考証関係にも気を使っていた模様(出てくる衣装全般もかわいい)。
当日映画館では、地元の蒸留所やバーテンダーさんによるウィスキーの試飲イベントが行われ、OO7やキングスマンをはじめとした映画で使われるお酒のこだわりについて解説されて中々おもしろかったのですが、そこでの話によると、劇中すぐに沈んでしまった輸送船は、実際は結構海上に残っていたらしくて、誰に知らせたでもないのに、周辺の島々からも大挙して人が押し寄せ根こそぎかっぱらってったんだそうで「事実がフィクション越えてんじゃねえか」とか思いつつ帰途についたのですが、スコットランド人というのはどうしてそこまでウィスキーに執着するのだろうかなどと思ってたら、翌日は地元の酒蔵の蔵開きで、例によって家の近所をタダ酒目当ての酒飲みで満員にした送迎バスが何度も往復するのを見るにつけ、要するに飲んだくれの行いは万国共通らしいと認識を正した次第であります。はい。

シェイプオブウォーター見ました。おもしろかった。トトロ監督作はクリムゾンピーク以来なので随分久しぶりなのですが、モンスター映画と一括りに出来ない、しっとりとした独特の雰囲気を持つ良作でした。冷戦時代のアメリカで、政府の研究施設に清掃員として務める声を出せないヒロインが、実験体である人ならざる「彼」と恋に落ちるラブストーリーもの。あらすじだけ聞くとイロモノ映画のように思われるかもしれませんが、実際にはモンスターというネタを触媒に、今よりずっと偏見の強かったであろう時代で差別と迫害にさらされる色んな立場の人たちの苦悩とか、対照的に差別する側だった者が差別される側に回されかねないとなった時の恐怖とか、色々根の深い問題を扱うおとぎ話で、アメリカの歴史に詳しい人でなくても、どこか心に引っかかる記憶を思い出す方もいるのでは。お話的には中盤以降、ヒロインとその友人たちは「彼」を研究施設から逃がそうというかなり危ない橋を渡ることになるものの、直接的にせよ間接的にせよ、「彼」はそれに関わった人たち皆に、ささやかでも彼らが最も必要としていた何らかのお礼を返していく形になるため、何とも律儀というか、この辺は監督さんの性格が出てるような。勿論、モンスター映画としての「彼」の描写もすばらしいのですが、それは単に不気味だとか怖いとかそういう短絡的なことだけではなくて、不安そうにしていたり、不思議そうにしたり、喜んだり、しょんぼりしたり、そして時にはヒーローとしてのかっこよさも見せたりと、この辺は作り手がモンスターの色んな魅力を知りつくしているからこそという感じで、それでこそオタクってもんだよな!という、実に個人的な感情で、上映中勝手に盛り上がってた次第であります。
それはともかく監督、確か以前トム・クルーズと「狂気の山脈にて」の映画化企画したけど、ラブストーリーものにすることを要求されて難航してるという話を聞いた覚えがあるのですが、何か今回の映画見てると「インスマウスの影」だったら普通にラブストーリーもので作れちゃうんじゃないですかねとか思わされましたよ(怒られそう)。



今回の内容書いてる途中、氷菓の最終回で千反田さんが自分の故郷を貶めるような人間にはなりたくない的な発言してたのを思い出して、まあ多少自問自答してはみたものの、脅迫の前提がある中でただ押し黙っていればいいのかと言えば、そこはやっぱり違うだろうと言いますか、多分千反田さんが言いたかったのはそういう事ではないと思うので、ここはやはりブレずにアップしておくことにします。

とは言え、自分と職場の周辺の事だけで地元全てを悪者にするのも行き過ぎかもしれないので、だったら地元のいいところも多少なり探すべきなんだろうかと考えていたところ、ティーポで連載してる西風先生のエンスー漫画を思い出したのですが、沼津を中心に伊豆箱根から富士山周辺までと文字通り地元が舞台の漫画で、とぼけていて且つオサレなクルマ好き老若男女のイケてる日常見てると、自分が知らないだけで、確かに地元にもまだまだ色んなコミュニティが隠れてんのかなーと思わされたりします(西風先生本当に沼津在住のデザイナーさんらしいし)。ちなみに最近の中では、不良じいちゃん三人組がタイプ2で朝霧の足湯につかりに行く話が好きでしたよ(朝霧に本当に足湯があるのかは知りませんけども)。



さすがにこれだけ更新滞るとサイト上に妙な広告入り始めてしまうので、今後はまた短いスパンでちょくちょく更新するかと思います。なるべく毒にも薬にもならない話だけ書いていけるといいなあ。

01012018
あけましておめでとうございます

毎年よい年になってほしいとは言いつつも、この20年ほどそうなった試しはありませんが、逆に近頃は、そんな中でも意外と楽しかったことや嬉しかったこともあったよなあと思い出すことが増え、まあ、意外と嫌な事ばかりでもなかった記憶と、そうさせてくれた方々に感謝したい気持ちではあります。

今年は喪中でもあるので、春先越えたらトップ絵位は更新したいと思いますが、その前に、結局一年中断してしまった動画の方もいい加減決着をつけておきたいものです。とりあえず次のやつだけはこの春のうちに何とかしておこうと思いますよ。

今年もよろしくお願いいたします。

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